オリックス・エスピノーザ 球団新助っ人初の開幕4連勝！リーグトップ防御率0・55、得点圏被安打ゼロ

＜オ・日＞4回、笑顔でベンチに戻るエスピノーザ（撮影・中辻　颯太）

　◇パ・リーグ　オリックス3－1日本ハム（2024年5月4日　京セラD）

　オリックス・エスピノーザが6回7安打1失点の好投で、球団の新外国人では史上初の来日から無傷の4連勝を飾った。

　「ピンチを迎えたときにコントロールできることは、自分のボールを信じてアウトを取って、そこを抜け出すこと。きょうはそれができた」

　2回から6回まで毎回先頭打者の出塁を許し、3イニングに渡って得点圏に走者を背負ったが、失点は5回1死一、三塁で許した清宮の左犠飛のみ。開幕から得点圏では17打数無安打とピンチで無類の強さを誇る。

　6回は無死二塁を背負うも、最後は郡司を空振り三振に仕留めてピンチ脱出。カウント2―2と追い込んでからマウンドに来たゴンザレスに「カーブがいいんじゃないか」と助言され、「自分も“よし投げよう”と、気持ちを固めて投げることができた」と見事にカーブで空振り三振を奪ってみせた。

　「自分としてはあの場面で真っすぐを投げようと考えていた。自分より経験を積んでいるゴンザレス選手がすごい選手だなとと改めて感じて、こちらも助けられて本当に幸せな気持ちです」

　規定に再到達し、防御率0・55はリーグトップ。助っ人右腕の快進撃は、とどまりそうにない。