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テスラと中国CATL、コバルトを含まないEV用電池で協議

ロイター / 2020年2月19日 13時51分

2月18日、米電気自動車(EV)大手のテスラと中国EV向け電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が行っている、コバルトを含まないリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の中国製テスラ車両への利用を巡る協議が、大詰めを迎えている。写真は上海のテスラ工場でで完成したテスラモデル3。2019年12月撮影(2020年 ロイター/Yilei Sun)

[北京 18日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手のテスラ と中国EV向け電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)<300750.SZ>が行っている、コバルトを含まないリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の中国製テスラ車両への利用を巡る協議が、大詰めを迎えている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

コバルトの価格は1トン当たり約3万3500ドルで、現在のEV用電池に必須な最も高価な鉱物の1つ。協議がまとまれば、テスラの車両に初めてLFPが採用されることになり、中国のEV販売が減速する中、コスト削減を進める同社にとって追い風になる。

関係者の1人によると、両社の協議は1年以上続いている。LFPの価格は既存の電池と比べて「2桁台%」低いという。

EVメーカーは通常、乗用車にエネルギー密度の高いNCA(ニッケル・コバルト・アルミ)ないしNMC(ニッケル・マンガン・コバルト)電池を利用している。エネルギー密度は1回の充電による航続距離を決定する。

関係者はロイターに、CATLは自社のLFPの密度と安全性を高めるために「セル・トゥー・パック」と呼ばれる技術に取り組んでいると説明した。

テスラがどの程度LFP電池を採用するのかは不明だが、関係者によると、同社には現在のNCA電池の利用を中止する計画はないという。

LFP電池の採用は、コバルトの使用を「ほぼゼロ」にするというイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が2018年に表明した約束の実現も後押しする。

取材に対し、テスラとCATLはコメントを控えた。

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