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格安SIM各社で増えてきた、少し多めの月10GBのプランはどれがいい?

ASCII.jp / 2023年5月21日 12時0分

 本格的に通勤や通学が復活して、外でスマホを使う機会が増えたという人は多いはずだ。そこで今回は、この春、料金変わらずに増量という形で生まれた、日本通信SIMとIIJmioの月10GBのプランを比較した。

IIJmioと日本通信SIMはこの春、料金を変更せずに通信量を増量して、月10GBのプランを誕生させた

料金値上げ無しで通信量の増量により10GBになった IIJmioと日本通信SIM

 格安SIMの主流が月3GBの時代もあったが、最近ではスマホで動画を楽しむ人も増え、日々の通勤通学で視聴していたら月3GBではあっという間になくなってしまう。そこで毎日の移動中に動画を平均30分程度、具体的には1日あたり300~400MB程度見るような人にとって、ちょうど適しているのが月10GBのプランとなる。

 そしてこのゾーンの需要が増えると予想したのか、この春から日本通信SIM「合理的みんなのプラン」(月1390円)が6GBから10GBに、IIJmio「ギガプラン」の8ギガプラン(月1500円)も、料金はそのままで10ギガプランに、ともに料金据え置きで移行している。

日本通信SIMは月1390円で10GB さらに月70分または1回5分までの通話定額も付いてくる

 日本通信SIM「合理的みんなのプラン」は、単に10GBの通信量が使えるだけでなく、通話定額がセットになっている点に注目だ。これは1ヵ月あたり無料通話分が70分、または1回5分までのかけ放題からの選択が可能。前者については、実家に電話をかけるといった具合に月に1回か2回長電話がある、という人にとってはありがたい。仕事の連絡のように、短時間で済むような通話が多いという人には後者が便利だ。

日本通信SIM「合理的みんなのプラン」は10GBの通信量が付いて、月1390円というだけでなく、月70分または1回5分までの通話定額までついてくるおトクさだ

 しかも日本通信SIMの音声通話の特長は、専用アプリなど使わず、そのままダイヤルするだけで30秒あたり11円とオトクな点。他のMVNOでは中継電話+オートプリフィックスで通話定額や安価な通話料を実現しているところが多いが、日本通信SIMはそうではないので通話が高音質というメリットもある。なお、「合理的みんなのプラン」では、70分または1回5分を超えた分にこの通話料が適用される。

 逆に日本通信SIMで気になるのは通信量を使い切った後の速度。日本通信ではその際の速度を明示せず「短いテキストメッセージのやり取りができる程度」としか案内していない。通信量が余った場合の翌月への繰り越しや低速モードへの切り替え機能もない。超過後は1GBあたり220円の追加チャージを覚悟する必要がある。

 また日本通信SIMでは、新規契約時のスマートフォンの特価販売や初期費用の3300円を安くするためのキャンペーンなども基本的に用意されていない。

10GBで月額1500円のIIJmioは翌月繰り越しあり SIMフリースマートフォンの特価販売もあり

 IIJmio「ギガプラン」の10ギガプランは月1500円。無料通話もなにもないシンプルな内容だ。通話定額オプションは1回5分までが月500円、1回10分までが月700円、かけ放題が月1400円と3タイプから選択できる。なお、ネットワークはドコモのみの日本通信SIMと異なり、ドコモとauから選べる。

IIJmio「ギガプラン」の10GBプランはシンプルに月1500円で通話定額はオプション

 IIJmioでは、通信量を使い切った後の速度は最大300kbps。かなり粗い画質になるがYouTubeの視聴はなんとか可能というレベルだ。また、低速モードへの切り替えも可能なので、アプリで高速通信をオフにしておけば、最大300kbpsで通信しつつ、通信量を節約することできる。しかも10GBを余らせた場合には、翌月に繰り越しが可能だ。

 また初期費用も重要なポイント。ECサイトなどで割安に販売されるエントリーパッケージを使えば通常3300円の初期費用を抑えることができる。また、IIJmioのサイト上では、新規契約を前提にしたスマートフォンの特価販売もある。たとえば約2万円のスマートフォンが500円で入手できたとすれば、1万9500円のメリットがあり、1年使えば1ヵ月あたり1625円のプラスとなる。

日本通信SIMとIIJmio、実測どちらが早い?

 筆者の手持ちのSIMで、日本通信SIMとIIJmio(ドコモ回線)を比べた。何日か使ってみたが、使い心地はほぼ互角。MVNOの格安SIMにはよくある状況として、昼頃の速度低下はともにあり、日本通信SIMのほうが低下の幅はやや大きいように感じられる。

 最近は4Gや5Gなど、接続するバンドによって、端末によって速度が大きく変化するので、直接測定しての比較は平日昼間のみ。どちらも手元のiPhone 12 miniを使い、SIMを差し替えて測定した。ちなみに測定時の接続は4Gだった。

平日午後2時頃の速度

 数字だけ見れば日本通信SIMは4Gでも下り200Mbpsに近い速度を出すなど高速ぶりを発揮しているが、この差がユーザーの使い心地に違いとして出るかは別問題。実際に使っていても日本通信SIMのほうが速いという実感は特になかった。

日本通信SIMでは下りで200Mbpsに近い速度を記録した

 結論としては、どちらも明確な差がなく、昼の落ち込み以外はほぼ快適に利用できると言えるだろう。

公開当初、表の一部が間違っておりました。お詫びして修正いたします。(5/22 16:30)

日本通信SIMとIIJmioの比較は少々悩むが 他社にも10GBプランがある

 筆者が注目する日本通信SIMとIIJmioの10GBプランでの比較は、絶対的な金額と、そこに付属する通話定額を考えると、日本通信SIMに軍配が上がるが、初期費用や実際に使う上でのメリットを考えるとIIJmioが有利な部分もある。つまり、使い方次第ということになる。

 また、月10GBのプランを提供している格安SIMはほかにもある。たとえばNUROモバイルが月1485円、OCN モバイル ONEが月1760円、mineoが月1958円といった具合だ。

 NUROモバイルの「バリュープラス VLプラン」は月1485円で10GBと、IIJmioに近いプランだが、「Gigaプラス」として3ヵ月ごとに追加で6GBのデータ容量がもらえる。6GBはすぐ使うことも毎月少しずつ使うこともできる。ただし手続きは自分で忘れずにする必要がある。

NUROモバイル「バリュープラス」は格安SIMらしい比較的シンプルなプランで、3GB/5GB/10GBから選択可能

 OCN モバイル ONEの「10GB/月コース」は月1760円で、これといった特徴はないものの、IIJmioと同様に新規契約時のスマートフォンの特価販売がある。このメリットの活かし方によってはトータルでおトクさが出てくると言えるだろう。

OCN モバイル ONEは端末の特価販売のほか、昼休み時を含む、通信速度にも定評がある

 そして、最後はmineoの「マイピタ 10GB」。料金だけ見ると、若干高く感じるが、通信量を使い切った後、もしくは低速モードでの切り替え時も最大1.5Mbpsで使える「パケット放題 Plus」が無料で付いてくるというメリットがある。また、mineo「マイピタ」は20GBでも月2178円と大きく変わらない金額だ。

mineo「マイピタ」の10GB以上のプランは、実質的に低速時も最大1.5Mbpsの速度で使えるのが魅力

生活パターンが変わったら、プランの見直しがおすすめ

 4月から生活パターンが変わり、通信量の変化やスマートフォンの使い方が変化した人も多いと思う。よくある対処はプランを見直して通信量を変更したり、通話定額オプションを追加するなどだ。

 しかし、今回紹介した日本通信SIMやIIJmioのように、サービス側もプランの変更は常に行なわれている。その時点で最適なプランを選んだつもりでも、自分のライフスタイルの変化以上に、新サービスの登場やプラン内容が変わっていることもあるので、生活に変化があったときは、一度調べての見直しをおすすめしたい。見直しの手間以上のメリットが得られる可能性もあるからだ。

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