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45歳、貯蓄は「200万円」くらいです。60歳までに「1000万円」貯めたいのですが、無謀ですか? 今は毎月収入の1割しか貯められていません…

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月17日 5時20分

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将来への不安などの理由から、こつこつと貯蓄をしている人も多くいます。順調に貯蓄が進んでいる人もいれば、教育費や住宅ローンなどの支出がかさみ、なかなか思ったように貯蓄ができていないという人もいるでしょう。   本記事では45歳で毎月収入の1割を貯蓄に回し、現在200万円の貯蓄がある二人以上世帯のケースを取り上げ、この世帯の貯蓄額は一般的に多いのか少ないのか、この世帯は60歳までに1000万円を貯められるのかについて解説します。

40代の平均貯蓄と手取りからの貯蓄割合

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」によると、40代の金融資産保有額の平均は889万円です。ただし、平均値は突出して貯蓄額が高い人の影響を強く受けてしまうので、中央値で見るほうがより現実に即しています。中央値だと、40代では220万円です。
 
また、年間の手取り収入からの貯蓄割合を見ると、40代では「貯蓄しなかった」と「10%未満」が合わせて48.7%います。
 
これらのデータから、45歳で貯蓄は収入の1割で現在200万円貯まっている状態であれば、中央値よりはやや少ないものの、そこまで低いほうではないといえそうです。
 

どうすれば60歳までに1000万円貯められる?

現在の貯蓄額と目標までの差が大きいと「達成できるのかな」と不安に思うかもしれません。もちろん実際には年収や生活水準などによるので100%可能だとは言い切れないものの、現状45歳で貯蓄200万円の状況から、60歳までに1000万円貯めることは決して不可能ではないといえます。
 
ここからは60歳までの15年間で目標までの残り800万円を貯めるため、貯蓄のコツを紹介します。
 

収支を見える化する

貯蓄をする際には、まずは収入と支出を見える化します。特に支出についてはいつの間にか使ってしまっていて、実際にはあまり把握できていない場合もよくあります。
 
支出を把握できていなければ、何を節約すればよいかもわかりません。おおまかでもいいので、まずは現在の収支を把握しましょう。
 

節約のターゲットを決める

収支を見える化したら、支出額から節約できそうな項目を見つけます。通信費が多ければ格安SIMに乗り換える、光熱費が高ければ節電や料金が安い事業者に乗り換えるなど、施策も合わせて決めていきます。
 
なお、ターゲットを決める際には、毎月支払う金額が一定の固定費から見直すとよいでしょう。固定費は一度見直すと節約効果が長く続き、節約に対するストレスも少ないことが多いのがメリットです。
 

先取り貯蓄をする

生活費で余った分を貯蓄するという方法では、貯蓄はなかなか進みません。そのため、毎月決まった日に給与振込口座から自動的に貯蓄用口座に振り込まれるようにし、余った分で生活をするといった先取り貯蓄がおすすめです。
 
貯蓄型の保険や資産運用などを検討してもよいでしょう。今回のケースでは、15年間で800万円を貯める必要がありますが、月額では4万4444円です。絶対に引き出さない口座に先取預金としてこの金額が振り込まれるようにし、残りのお金で生活をするのも一つの手段です。
 

まとめ

45歳で毎月収入の1割を貯蓄に回し、現在200万円貯まっている状態であるなら、平均から大きく乖離しているというわけではないため、焦る必要はありません。
 
貯蓄の目標額があるのであれば、本記事で紹介した内容や、他にもさまざまな貯蓄方法を検討し、無理のない貯蓄を進めていきましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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