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「本当に悲しいアクシデント」 J1で味方同士衝突→プレー続行不能…同僚沈痛「かなり酷かった」

FOOTBALL ZONE / 2024年5月19日 19時50分

■横浜FMにアクシデント…FC東京戦で上島拓巳と渡邊泰基が空中戦の競り合いで負傷

 横浜F・マリノスは、5月19日のJ1第15節でFC東京と対戦し、1-1で引き分けた。25日に控えているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦前、最後の試合となったなか、ただでさえ負傷者が続出しているセンターバックでDF上島拓巳とDF渡邊泰基が空中戦のボールを競り合い、負傷するアクシデントが起きた。

 頭に裂傷を負った上島は治療をしたうえでピッチに戻ったものの、渡邊はプレー続行が不可能な状態で、担架に乗せられてロッカールームに運ばれた。脳震盪の段階的復帰プログラムに入ることになれば、ACL決勝第2戦の出場は不可能になる。

「切れたけれど、(今後に)影響はない」という上島は、この衝突場面について「ちょうど僕と渡邊選手の間にボールが落ちました。お互いに声をかけて、どっちかが譲れていたらというところだと思うのですが、本当に微妙なところで時間もなく、お互いが譲ってしまい失点することだけは避けたかった。それは僕も渡邊選手も同じ気持ちで、ボールに触りにいく決断をしたと思います」と、振り返った。

そして、「本当に悲しいアクシデントというか、僕は傷程度で済んだのですが、渡邊選手はかなり酷い感じだったので……。(ACL決勝では)彼のためにも自分がピッチに立って、やらないといけないなと思いました」と、負傷した渡邊の分もACL決勝での奮闘を誓った。

 DFエドゥアルド、DF畠中慎之介らも負傷しており、この試合はベンチ入りしていなかった。横浜FMは、MF喜田拓也が最終ラインに入って急場を凌ぎ、FC東京の反撃を1点に抑えている。

 上島は「喜田くんがセンターバックに入って、やることは変わりませんでした。相手がそこからマンツーマン気味にはめてきましたが、逆に(アンデルソン・)ロペスのところだったり、(植中)朝日のところで起点を作ってチャンスも多かったので、内容としては全く悲観していないです」と、スクランブル状態でも戦える手応えを口にした。

 この試合に引き分けたことで、リーグ戦は6試合未勝利だ。それでも上島は「リーグ戦の難しさは本当に感じています。どのチームもレベルが拮抗していて、マリノスに対しても対策をしてくることで、勝ち切れていない試合は続いています。でも、一発勝負のACLには自信をもってやれていますし、この間のホームの試合でも先制こそされましたが、逆転勝ちして有利な状況で敵地に乗り込めるので、消極的にならずに前から行って、1点、2点と追加点を奪えたら優位に進めると思うので、メンタル的なところで絶対に弱気にならずに行きたいと思います」と、意気込みを語った。

 ホームで行われたACL決勝第1戦は出場停止でスタンドから見るしかなかった上島は「あの雰囲気のなかでピッチに立ちたい悔しさは、上から見ていて持っていました。でも逆に言えば、優勝を決めるようなすごく重要な試合にピッチに立てる可能性があることはポジティブに捉えています。今、自分が一番状態は良いと思うので、その責任と覚悟を持ってUAEに行きたいと思います」と、初のアジア制覇に向けて守備を統率する意欲を見せた。(河合 拓 / Taku Kawai)

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