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韓国大手芸能プロ「HYBE」で内紛…第1幕は事務所代表ミン・ヒジン氏の勝利か?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月16日 9時26分

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ミン・ヒジン氏(C)ロイター

 BTSが所属する芸能事務所・HYBEの内紛が明らかになったのは4月22日のこと。ミン・ヒジン代表(44)らADORが、HYBE傘下からの独立と、NewJeansを引き連れて独立を画策したと報じた。同25日、中間監査結果としてミン代表らを業務上背任の疑いで警察に告発。一方のミン氏は同日、記者会見を開き、グリーンのTシャツにキャップ姿で、「犬オヤジども! やるならタイマンで勝負しなさいよ! 後ろでコソコソ卑怯なことするな!」と罵詈雑言を言い放った。ネットでは動画再生回数は300万回以上超えを記録したという。

 そもそもミン氏は、SMエンターテインメントで少女時代らのアートディレクターとして頭角を現し、BTSで急成長したBigHitエンターテインメント(のちのHYBE)のブランディング戦略をつかさどるCBOに就任。結果は残すものの、ミン氏の感覚的マネジメントにHYBE側と対立が目立ち始めた。そんな中、2021年に自身が育てたNewJeansとともに子会社・ADORを設立、代表に就任した。

 HYBEはNewJeansのコピーILLIT(アイリット)をデビューさせ、ミン氏は全てが“私のパクリ”だと主張。さらに13日、NewJeansのパフォーマンスディレクターのキム・ウンジュ氏とBLACK.Q氏がインスタグラムのストーリーでパクリを告発。

 BTSのファンから「我々はHYBEでなくBTSを支持する」「所属アーティストを保護しない所属会社は存在の理由がない」と葬儀花が送り付けられる事態に。K-POP事情に詳しいローバー・美々氏がこう言う。

「第1幕はミン氏のパフォーマンス勝ちといえます。エキセントリックな発言もさることながら、翌日、リリースされるNewJeansの新曲動画でメンバーのミンジさんが着用していた服とトーンマッチさせ、自身が“NewJeansのために戦っている”ことを、ビジュアルで主張。ファン層を味方につけました。ミン氏はHYBEに対し『奴隷契約だ』と主張していますが、自身もADORの株を所有し、売り上げに応じたインセンティブももらえる契約で、年収5億円ともいわれています。HYBEの告発はビジネス的にも間違ったステップを踏んでいるとは思えませんが、ファンの心がミン氏に傾いているという点で戦略勝ちでしょう。6月には日本デビューも控えているNewJeansですが、今回のドロ沼劇で解散することにでもなれば、レコード会社との契約、大手CM契約の違約金も発生しますから、HYBE側も法廷闘争には全力で戦うはず」

 HYBEの株価は4月22、23日の2日間で時価総額8500億ウォン(約935億円)の大暴落。優勢だったミン氏も第2幕ではファン心理操作だけで勝てるとも限らない。

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