新入社員の“理想の上司”像 「声を掛けてくれる」「丁寧な指導」を抑えた1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月13日 7時40分
新入社員意識調査
新型コロナウィルスの影響を大きく受け、オンラインによるコミュニケーションを中心に過ごしてきた2024年の新入社員が考える「理想の上司」とは。ALL DIFFERENT(東京都千代田区)の研究機関であるラーニングイノベーション総合研究所が調査を実施した。
新入社員の考える「理想の上司」とは。最も多かったのは「間違いを指摘して正してくれる」となり、57.4%に上った。以降は「自分のことをよく見てくれ、声をかけてくれる」(41.2%)、「具体的に手順を細かく教えてくれる」(40.6%)と続いた。
一方で、「どんな時でもほめて伸ばしてくれる」(19.1%)、「誰に対しても公正でえこひいきしない」(15.1%)、「過度な干渉をしない」(6.9%)といった回答はそれぞれ2割未満だった。
社会人としてスキルアップするために今後取り組みたいことは「会社での仕事を通じてスキルアップを図っていきたい」が最も多く、63.9%に上った。以降は「自分の人脈を通じてその人から学びたい」(31.9%)、「インターネットなどで提供されるサービスを使って勉強したい」(27.1%)と続いた。
自分が成長するために必要だと思うものについて、最も多い回答は「仕事を通じた成功体験」となり67.8%。次いで「仕事を通じた失敗体験」(58.9%)、「上司や先輩からの事後のフィードバック」(55.0%)と続き、現場での実践経験や周囲からのフィードバックが必要だと考えていることが分かった。
会社には、どのようなキャリア形成支援を期待しているのか。最も多いのは「上司に相談できる機会を作ってほしい」で56.0%と、6割近くに迫った。また「上司以外の社員に相談できる機会を作ってほしい」は34.2%に上り、いずれも2014年の調査開始以降で最大の割合となった。
中でも「上司に相談できる機会を作ってほしい」は、過去10年の増加幅が18.1%となり、他の選択肢と比較して突出して大きい結果になった。上司や先輩に相談しながらキャリアを考えたいという意向を持つ人が増加している。
今後3年間の労働時間についてが「定時に帰りたい」が最も多く、48.2%と過去最多を記録した。一方で「毎日残業でもかまわない」「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」とする割合は減少傾向にあり、特に「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」とした人は、2014年と比較すると12.7ポイント減少する結果となった。
調査は3月28日~4月11日に実施。同社の提供する新入社員研修に参加した、2024年入社の新入社員4227人から回答を得た。
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