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ローソンの「韓国コスメ」がバカ売れ 7カ月で200万個も売れた「4つ」の秘密

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月7日 6時5分

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ローソンの韓国コスメが売れている、理由は?

 ローソンが2023年3月末に発売した新化粧品ブランド「&nd by rom&nd(アンド バイ ロムアンド)」が、Z世代を中心にヒットしている。若年女性に人気の韓国コスメブランド「rom&nd(ロムアンド)」と共同開発し、リップやアイシャドウなど全29品をラインアップする(2024年4月末現在、期間限定商品を除く)。

 発売から3日で2カ月分の想定売上数となる30万個を販売、約7カ月で200万個を突破と、想定以上の売れ行きに。人気商品は店頭で品薄になるほどの反響だった。

 コンビニのメイン顧客層は30~50代だが、「若年層」をターゲットにした施策で狙いどおりの効果が出ている。Z世代にウケる商品をどのように生み出しているのか。ローソン 商品本部 生活・日用品部 チーフマーチャンダイザーの加藤愛氏にアンド バイ ロムアンドのビジネス戦略と反響を聞いた。

●韓国の大人気コスメブランドと共同開発

 ローソンと協業したロムアンドは、韓国企業のiFamily SCがパーソナルカラー専門ビューティークリエイター、ミン・セロム氏と2016年に共同で設立した。こなれ感を演出する発色や1000~2000円ほどの買いやすい価格帯、パッケージのデザイン性などがZ世代に高く支持されている。

 2019年に日本で発売したところ、発色とツヤ感が持続する「ジューシーラスティングティント」がSNSで話題になり、アイシャドウやマスカラなど幅広いカテゴリーで注目が集まっている。韓国コスメの人気ランキングで必ずトップ3に入るなど、名の知れたブランドに成長しているのだ。

 そうした点に着目したローソンは、新化粧品ブランドの共同開発をロムアンドに打診。日本市場でのさらなる開拓を目指すロムアンドはこれを承諾し、コラボレーションが実現したそうだ。

 2023年3月末に、リップ(8品)、マスカラ(2品)、アイシャドウ(5品)、アイライナー(2品)、アイブロウ(2品)、ファンデーション(2品)、ネイル(4品)のカテゴリーで計25品を発売。その後、期間限定品や追加アイテムも扱い、現在のラインアップは29品(定番商品のみ)となっている。

 商品開発でこだわったのは、「サイズ感」「価格」「発色」「パッケージ」の4点だという。気軽に試しやすく小さなカバンにも入るミニサイズにして価格帯を抑え、一部の商品を除いて1000円以下に設定している。

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