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MacBookシリーズ、「Air」と「Pro」は何が違う? 知っておきたいポイントをチェック【2024年4月版】

Fav-Log by ITmedia / 2024年4月24日 17時32分

出典:Apple

 Apple製のノートパソコン「MacBook」シリーズが気になっている場合、どのように選べばよいのでしょうか。そのラインアップはここ数年でだいぶ変化しており、初めて購入を検討する人はもちろん、数年ぶりに機種をチェックする人にとっても、まずシリーズの全体像を把握しておきたいものです。

 本稿では、2024年4月時点で展開されている「MacBook Air(マックブックエアー)」と上位の「MacBook Pro(マックブックプロ)」の現行モデルについて整理し、その概要と比較検討の際に注目すべきポイントをピックアップしながら紹介します。

●MacBookのラインアップは3+2の計5系統を抑えよう

 冒頭でも述べたとおり、ここ数年でMacBookシリーズのラインアップはかなり整理されました。例えば、2019年には無印の「MacBook」が終了し、2023年秋には「Touch Bar」を搭載した旧13インチMacBook Pro(M2)が姿を消しています。

 一方で、2024年3月に「M3」チップを搭載した新しい「MacBook Air」が加わっているなど、最近のトピックもあります。

 あらためて現行MacBookシリーズのラインアップを見渡すと、軽量でスリムなMacBook Airと、より高度なニーズにも対応できる上位シリーズのMacBook Proという2種類があります。そして、それぞれ搭載するチップセットと、ディスプレイのサイズによってさらに分けられます。

●一番安いのは、少し古い「M2」搭載モデル

 まず、最安の選択肢となるのが「13インチMacBook Air(M2)」です。22年7月に発売された13.6型ディスプレイ搭載モデルで、価格(税込、以下同)は14万8800円から。Appleシリコンの「M2」(8コアGPU版、または10コアGPU版)を搭載し、メモリは8GB/16GB/24GBから選択可能。ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBから選べます。

 ポート類はThunderbolt/USB 4ポート×2やMagSafe 3を搭載し、FaceTime HDカメラの解像度は1080p(フルHD画質)。内蔵スピーカーは「4スピーカーサウンドシステム」を採用し、高音域用のツイーターと低音域用のウーファーが分かれつつ、立体音響技術のDolby Atmosに対応した音源や動画を空間オーディオとして再生可能です。

 シリーズで最安価な選択肢ではありつつも、M2チップにはすでに「メディアエンジン」という動画のエンコード・デコード専用の回路が備っているなど、よほどの負荷の動画編集作業でなけらば十分に対応できる仕様が備わっています。コストパフォーマンスの高さでは、現時点でも十分に通用する一台だと言えます。

●ゲーミングにも期待するならM3搭載モデル

 3月に発売されたばかりのMacBook Airシリーズは、最新の「M3」チップを搭載しているのが最大の目玉です。13インチモデル(13.6型ディスプレイ)と15インチモデル(15.3型ディスプレイ)の2モデル。価格は16万4800円~で、メモリは8GB/16GB/24GBから、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBから選択できます。

 新たに最大2台の外部ディスプレイへの画面出力に対応したほか、6GHz帯にも対応する無線LAN規格「Wi-Fi 6E」のサポートもポイント。さらにM3チップでグラフィックス性能が上がっていることで、ゲーミングや3DCG関連の作業により適したマシンになっているとも言えます。

 13インチと15インチはディスプレイ以外は多くの仕様が共通ですが、15インチは搭載スピーカーが「フォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーサウンドシステム」にアップグレードされています。その他詳細は、MacBook Airシリーズを解説した記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

●よりこだわる人は「Pro」シリーズへ

 本格的なクリエイティブなソフトを扱ったり、さまざまな周辺機器を接続して活用する可能性があるなら、上位シリーズのMacBook Proも検討することになります。

 Proもディスプレイサイズが異なる2モデルが展開されており、安価なのは14インチモデル(14.2型ディスプレイ)。とはいえ価格は24万8800円~と、Airシリーズと比べると最小構成でも10万円ほど跳ね上がります。

 上位シリーズのProになることで注目したいのは、主に3つです。

 1つ目は、インタフェースにHDMIポートやSDメモリーカードスロットが追加されること。2つ目は、ディスプレイ輝度がピーク輝度1600ニトまで向上し、HDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツの制作・視聴にも対応できること。3つ目は、内蔵スピーカーが「フォースキャンセリングウーファーを備えた、原音に忠実な6スピーカーサウンドシステム」になることです。

 一方で、カラーバリエーションの選択肢はやや限定されます。本体カラーにもこだわりたい人は、この辺りも考慮に入れて判断すると良いでしょう。

 搭載するチップセットはM3のほか、さらに上位構成の「M3 Pro」「M3 Max」も選択可能に。メモリやストレージ容量、搭載するポート類などの仕様の選択肢は、チップセットとの組み合わせによって変わります。

●さらに画面の広さが欲しければ「16インチPro」も

 そして、シリーズ最上位の選択肢が「16インチMacBook Pro」です。

 ディスプレイサイズが16.2型まで拡大され、ゆったりとした作業領域を確保しやすくなります。搭載するチップセットはM3 ProまたはM3 Max。価格は最小構成でも39万8800円となり、14型モデルからさらに15万円近く高額に。まさに“高嶺の花”となる一台です。

 搭載するチップセットとの組み合わせは限られますが、メモリの選択肢は18GB/36GB/48GB/64GB/96GB/128GB、ストレージの選択肢は512GB/1TB/2TB/4TB/8TBが用意されています。

 ディスプレイサイズを除く、多くの基本仕様は14インチのM3 Pro/M3 Max搭載モデルと共通です。ただし、バッテリー持続時間は16インチモデル(最大22時間)の方が約4時間ほど長くなっています。

 ポイントを絞っての紹介ではありましたが、ラインアップの全体像の輪郭はざっと把握できたのではないでしょうか。ぜひここから自身の想定用途や予算感にあうモデルを絞り込みつつ、必要な仕様などを確認してみてください。

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