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イオンモバイルが異例の“200GBプラン”を提供する狙い 金融連携サービスも強化で大手キャリアに対抗しうる存在に

ITmedia Mobile / 2024年5月7日 12時59分

―― そこまで頻繁に料金プランを変える方がいるのでしょうか。

井原氏 結構な数がいらっしゃいます。3月、4月も一番多かったのは1GBと20GBです。

―― 料金プラン改定後の反響はいかがでしたか。

井原氏 まだ月初(インタビューは4月上旬に実施した)でプラン変更が翌月になってしまうのでもともと予約が入りづらいタイミングですが、それでも60GB以上にプラン変更をかけている方が既に3%もいます。過去の傾向からすると、高い数値です。変更前を見ていると、50GBから容量を上げている方がものすごく多いので、やはりこれまでだと足りなかったのだと思います。料金プラン改定前は、今の60GBより50GBの方が高かったので、それもあって容量を上げているのかもしれません。

 発表後に、僕も店頭に立ったのですが、50GBまでだと足りないのでイオンモバイルにしていなかったという方がいました。その方は、お子さんの使用量が多いので大手キャリアにしていたようですが、料金改定するというのでお店に来られていました。家族全員で50GB以上というニーズをすぐに聞くことができたので、料金プラン変更はもっと伸びると見ています。

間野氏 3月末の2日間は、大容量の契約が月初の倍でした。大容量の部分はそのまま値下げになるので、あらかじめ契約していたのだと思います。

井原氏 30GB以上のプランが今月に入って伸びてきているので、値下げの効果は大きかったと思っています。料金プラン改定によって、契約の構成比がかなり変わりました。

●イオンカードカウンターでの契約拠点は上期に100箇所へ

―― イオンカードカウンターで新規契約やMNPができるようになりました。これは、どのぐらいの数になるのでしょうか。

井原氏 昨年7月から実験的に始めていましたが、3月末で48カウンターまで行きました。上期中には100までの数字が見えていますし、当然、もう少し拡大していければと考えています。

―― 新規契約やMNPのみですが、プラン変更もできるようになるのでしょうか。

井原氏 今のところは、まだできません。われわれが100と言っているのは、基本的にイオンモバイルの店舗があるところです。カードカウンターはあくまで契約の入口で、困ったらイオンモバイルに来ていただくという形です。

―― 料金プラン比較だと、他社の話もしないといけないのでなかなか難しそうですね。

井原氏 はい。他社のことまで知っていないといけないので、その知識が難しい。担当の人とお話しすると、そこが難しいと言われます。一方で合うものをご提案しないと、後で違ったという話になってしまう。イオンモバイルでは過剰なぐらい、自社の悪い点もしっかり言うようにしています。速度(低下が起こる可能性があること)の話は、特にしていて、実際に体験していただけるよう、無料貸し出しもしています。

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