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Dentsu Lab Tokyo×NTT人間情報研究所、ALS共生者の目線と筋電によるDJパフォーマンス

マイナビニュース / 2024年5月16日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

フジテレビの「僕のいた時間」というドラマでも題材にされ、注目を集めた「ALS」という病気を聞いたことがあるだろうか。

ALSとは、正式には「筋萎縮性側索硬化症」と呼ばれるもので、身体を動かすのに必要な筋肉が徐々に痩せていき、力が入らなくなる病気のことを指す。発病の原因が不明で治療法が確立されていない「指定難病」の1つとして、国に指定されている病だ。

このような難病とともに生きる人であっても、あらゆる可能性を失わず、より良い生活を送れるように取り組みを行っているのが、Dentsu Lab TokyoとNTT人間情報研究所が共同で実施しているプロジェクトが「ALL PLAYERS WELCOME」だ。

今回は、Dentsu Lab Tokyo エグゼクティブクリエーティブディレクターである田中直基氏とNTT人間情報研究所 所長の日髙浩太氏に、両社が取り組むプロジェクトや、その中の取り組みである「Project Humanity」について聞いた。

テクノロジーとアイデアで社会をアップデートする「ALL PLAYERS WELCOME」

今回、取り上げるALL PLAYERS WELCOMEを手がけるDentsu Lab Tokyoは、電通グループの中で、さまざまな企業・大学・研究所・アーティストと連携しながら、新しい体験の開発や社会課題の解決を実践的に行っている、研究・企画・開発が一体となったクリエイティブの研究開発組織だ。

Dentsu Lab Tokyoがさまざまなバックグラウンドを持つ人々とともに社会課題の解決と新しい表現方法の模索をする中で、2022年から身体に障がいを持つ人と、誰でも表現ができるためのツールや環境をつくることを目的に同プロジェクトを始動させた。

「この取り組みは、障がいやビハインドを持っている方々を僕らが『助けてあげる』という構図に思われがちなのですが、私は真逆だと考えています。そもそも今の世の中は、どうしてもビハインドを持ってしまった人がプレイヤーとして後退せざるを得ない仕組みになってしまっています。これにはさまざまな原因がありますが、実際には健常者には持ちえないクリエイティビティや気付きを持つ方も大勢いるのです。それを『お借りする』形で、彼らがプレイヤーになってもらいたい、という想いから『ALL PLAYERS WELCOME』という言葉は生まれました」(田中氏)

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