1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

<サステナビリティ消費の動向調査>衣類回収ボックスを「環境に貢献できること」を理由に利用(61%)衣類回収ボックス利用のために店舗へ来館(43%)

PR TIMES / 2024年5月15日 13時15分

環境省実施調査と比較すると、一人あたり年間の衣服購入枚数が少なく、服を手放す手段として、75%がリユースや資源回収を活用

 循環型社会に向けた不要品の回収・再流通のインフラを構築する株式会社ECOMMIT(本社: 鹿児島県薩摩川内市、代表取締役CEO:川野 輝之、以下「ECOMMIT」)は、当社が運営する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」が展開するイオンモール佐賀大和店の衣類回収ボックス利用ユーザー(さすてなポイントの登録ユーザー)*¹に調査を行いました。(回答数155件)
その結果、衣類回収ボックス利用ユーザーの73%が40~60代の女性で、61%が「環境に貢献できること」を理由に利用し、43%が衣類回収ボックスの利用を目的として設置店舗へ来館していることがわかりました。また、衣類を手放す手段として、環境省が実施した調査に比べて廃棄する割合が少なく、 リユース(再販売、寄付、譲渡)や回収サービス利用の割合が多いことも明らかになりました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-e9d8269a485f72b7607c-0.jpg ]

■調査結果詳細
1.衣服の購入や手放し方について
環境省実施の調査*²と比較すると、一人あたり年間の衣服購入枚数は少なく、手放す枚数は多い
服を手放す手段として、75%がリユースや資源回収を活用
衣類の生産から廃棄に至るまで環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションへの取り組みが急速に拡がっています。そのようななかで、購入した衣服を生活者がどのように手放しているか、環境省が発行する「ファッションと環境」の調査結果*²と、本調査の結果を比較しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-c6321f597a89c00bb8a4-0.jpg ]

比較の結果、衣類回収ボックスを利用するユーザーの一人あたり(年間)の衣服購入枚数は本調査結果が8枚少なく、手放す衣服の枚数は6枚多い結果となり、衣服を手放す機会や動機が多いことが分かりました。
また、衣服を手放す手段として、環境省調査では「廃棄」する割合が68%であるのに対し、本調査で衣類回収サービスを利用するユーザーの「廃棄」割合は25%に留まりました。
衣類回収ボックスを利用するユーザーは、リユース(再販売、寄付、譲渡)や回収サービスを利用する割合が多く、廃棄以外の選択肢を認知して活用していることが明らかとなりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-89e3e4813fa149901af0-0.jpg ]

衣服の購入は80%が「新品」で購入
[画像4: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-53428c59bc410002d11f-0.jpg ]

また、本調査の回答者は衣服の入手手段として80%が新品で購入すると回答しました。
新品を購入する理由としてフリーコメントでは「古着はサイズが合わない・見つけられない」といった古着購入の難しさや、「生活圏内にもっとも多い入手経路のため」、「ネットで手軽に購入できるから」といった新品購入の容易さを示すものもありました。その他にも「新品を購入して長く使うため」といった1着との長いお付き合いを前提として新品を購入する声もありました。

2.衣類回収ボックスの活用傾向について
43%が、衣類回収ボックス利用のために設置店舗へ来館
[画像5: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-cbead4c3f39f9c0c5f1a-0.jpg ]

「これまでに回収ボックスに投函することを目的に商業施設に来館されたことはありますか」という質問に対して、43%が「ある」または「よくある」と回答し衣類回収ボックス利用が、設置店舗への来館動機になっていることがわかりました。

70%が、衣類回収ボックスを年間2回以上活用
年間の衣類回収ボックスの利用頻度は2回以上が70%を占め、利用頻度の平均は3.3回/年で、約3ヶ月半に1回の頻度で定期的に活用していることが明らかとなりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-635eadd53e8d0958363c-0.jpg ]

3.衣類回収ボックス活用の目的や意識の変化について
61%以上が、「環境に貢献できる」ことを理由に衣類回収ボックスを利用
[画像7: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-7e624d48051715d7953b-0.jpg ]

回収ボックスを利用する動機として、61%以上が「環境に貢献できる」という理由を回答し最も多く、続いて「コンセプトへの共感」が多くありました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-1b1fb1343f1886b94bad-0.jpg ]

利用頻度別にその内訳を見ると、衣類回収ボックスの利用頻度が3回以上/年を超えると、ポイントがもらえることや、家/通勤・通学路の近くにあることが利用動機となり、頻度高く利用するためには、ポイントなどのインセンティブや、生活導線上に回収サービスがあることが有効であることが示唆されました。

衣類回収ボックスを利用後の意識変化
衣類回収ボックス利用後の意識変化として「捨てる以外の選択肢を考えるようになった」「無駄に買わないようにするようになった」というコメントが多くみられました。上記の回答結果のとおり、本来「購入する際は新品を買う」消費者層であっても、衣類回収サービスを利用する過程で、買い方やものとの付き合い方に意識の変化が生まれることがわかりました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-74a81bf300e6fd06e1b0-0.jpg ]

*¹ <調査概要>
調査期間:2023年12月28日~2024年01月14日
実施対象者:資源循環サービス「PASSTO(パスト)」が展開するイオンモール佐賀大和店設置の衣類回収ボックス利用者・さすてなポイント登録者
実施方法:インターネットを利用した(LINEチャットから投稿)アンケート調査
回答者属性:
・男性:11%、女性:88%、回答したくない:1%
・年代割合
男性 20代:0%、30代:3%、40代:3%、50代:1%、60代:4%、70代以上:0%
女性 20代:5%、30代:8%、40代:27%、50代:31%、60代:16%、70代以上:3%

回答件数:155件

*² 環境省_サステナブルファッション https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

<調査コメント>
株式会社ECOMMIT 取締役CSO(Chief Sustainability Officer)・ESG推進室長 坂野 晶
[画像10: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-c9e8a61e4010cc48044a-0.jpg ]

 今回の調査は、限定された地域での実施且つ回答者属性が40~60代の女性が中心であるという前提ではありますが、20代以下のZ世代がサステナブルな行動に積極的であるという元来のイメージとは違い、40代以上の環境貢献意識が高いことが明確になりました。

しかし、衣類の購買行動については新品を好む傾向にあり、リユース品などの購買においては未だ一定のハードルがあると考えられます。
そのような中で、衣類回収ボックスの利用を通じて「ものを無駄に買わない」ことを意識するようになったという行動変容の効果が結果に出ていることは大きな希望であり、サステナビリティへの施策に対する可能性を感じることができます。当社は、運営する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の拠点を商業施設やレジデンスと連携しながら更に拡大することで、資源循環のインフラとなり、生活者の行動・意識変容に寄与することをこれからも目指して参ります。
なお、本アンケートは資源循環サービス「PASSTO(パスト)」が展開する衣類回収ボックス利用者(さすてなポイント登録者)向けにアプリを経由したアンケートの実施を行いました。多くの方にご協力いただけましたことを、改めて感謝申し上げます。

■5月16日(木)関連イベントを開催
サステナビリティ消費は本当にありえるのか
~事例から学ぶ:企業のサステナビリティ推進による 暮らしと消費の変化~
本調査の結果について、より深いインサイトとともに解説致します。また、最新の企業のサステナビリティの取り組み事例として、 イオンモールが取り組む、「まちの資源循環」によるお客様の声の紹介や、 トークセッションでは、エシカル協会 代表理事 末吉里花さんと共に、生活者の買い物や暮らしの変化と、企業が一緒にどう取り組みをすすめていくとよいのかについても理解を深めます。

◆開催日時・場所
日時: 2024年5月16日(木)18時30分~20時  ※受付開始 18時15分~
主催: 株式会社ECOMMIT
開催場所: TENOHA代官山(CIRTY)
住所: 東京都渋谷区代官山町20-12 フォレストゲート代官山 TENOHA棟 ※代官山駅徒歩1分
イベント申し込み: https://passto0516.peatix.com/view 


ECOMMITについて
 ECOMMITは「捨てない社会をかなえる」ために、ものが循環するインフラをビジネスで実現する循環商社です。全国7箇所に自社の循環センターを持ち、不要になったものを回収・選別・再流通しています。さらに、"ものの流れ"をデータ化する自社開発のトレーサビリティシステムにより、リユース・リサイクル率の算出や、CO2削減量のレポーティングまで行うことで、企業や自治体のサステナビリティ推進に向けたサービスを包括的に提供しています。

(1) 会社名:株式会社ECOMMIT
(2) 代表取締役CEO:川野 輝之
(3) 所在地:鹿児島県薩摩川内市水引町2803
(4) URL: https://www.ecommit.jp/
(5) 設立: 2008年10月1日
(6) 事業内容:循環型社会に向けたインフラ・システム開発およびリユース・リサイクル事業

不要品の回収・選別・再流通を一気通貫で行う資源循環サービス「PASSTO(パスト)」
「PASSTO」は、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくる仕組みです。
 PASS TOを短縮した造語で、「次の人に渡す、未来に渡す」を意味しています。
暮らしに一番身近な資源循環の入口となることで、生活者の皆さまがより気軽に資源循環に参加できる場と、“捨てる”以外の選択肢を提供し、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。
PASSTO official website : https://www.passto.jp/
[画像11: https://prtimes.jp/i/67508/49/resize/d67508-49-ad8da07bd44c6c1afa3d-10.jpg ]

さすてなポイントについて
環境に配慮した行動に対し、企業や自治体がポイントを発行することを、環境省が支援するものです。この支援を受け「さすてなポイント」では、不要な衣類の持ち込みへの協力に対してポイントを発行します。地域内での廃棄衣類を減らし環境負荷低減に貢献するとともに、ポイント発行で地域経済の活性化を目指します。
URL:https://saga.ecommit-glp.com/


【報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社ECOMMIT ブランド戦略部 広報ブランディンググループ 寛司・鈴木
E-mail: press@ecommit.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください