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「みんなで手をあげるやつ、今日はやめましょうか」星野源の“提言”にSNS上で賛否が分かれるワケ

日刊SPA! / 2024年5月10日 8時50分

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画像は星野源Xより

◆「みんなで手をあげるやつ、今日はやめましょうか」
 星野源の“提言”が話題になっています。5月4日に行われた『VIVA LA ROCK2024』で、観客に対して「みんなで手をあげるやつ、今日はやめましょうか」と呼びかけ、好きなように踊ってほしいと訴えたのです。
 ロックのコンサートをよく知らない人のために説明しましょう。「みんなで手をあげるやつ」とは、観客が手をパーの形でかざして、曲のリズムに合わせて前後に動かす応援スタイルのことです。音楽ライブ以外でも、プロ野球の応援団やサッカーのサポーターなどが、エールを選手に届けようという具合にやっているのを見たことはないでしょうか? あれです。

 邦楽ロックのライブやフェスではおなじみとなり、一部では揶揄する声もあがる珍風景となっているのです。

 星野の発言に対するSNS上の反応は様々でした。特に「自由」というキーワードをめぐって意見が割れた様子。皆一様に同じ動きをするのはロックの「自由」から程遠い行為なのだから星野源はよく言ったと称賛する人もいれば、逆にみんなで統一した動きをしたいと思う「自由」だってあるのではないかと考える人もいて、それぞれにうなずける点がありました。

◆星野源の考える「自由」とは?

 では星野自身の考える「自由」とは何なのでしょうか? 5月7日放送の『星野源のオールナイトニッポン』で、こう語っています。

<ライブをしていて楽しくて。本当にみんながすごくたくさん踊ってくれたり、歌ってくれたり。もちろん、休んでる人もいたし、めっちゃ踊ってる人もいたし。なんかね、それぞれですごい楽しんでくれてる感じがあって、それがすごい嬉しくて。>

 つまり、各々の気の向くままに、個人の裁量で音楽を楽しむことを「自由」だと言っているのですね。きっとイギリスのグラストンベリーフェスティバルみたいな雰囲気をイメージしているのでしょう。大人らしく遊んでくださいねと。そのうえで、“みんな自分で考えましょう”と呼びかけて、実際に観客は応じたわけです。

 ただ、意地悪な見方をすれば、星野源という大物アーティスト=力を持つ者のご託宣に従っただけじゃんと思わなくもないのですが……。

◆日本人が馴染みやすい盛り上がり方が「手をあげる」なのではないか

 それはさておき、手を前後に振る動きが、自由ではないものの象徴として標的になってしまった格好です。確かに、あの光景は筆者も少し気味悪く感じます。なかには無表情で機械的に腕を動かしているだけの人も見かけるからです。心の底から楽しいという感情が爆発しているようには見えない。

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