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【阪神】岡田監督 打者・才木浩人への〝三振指令〟でニヤリ「いや、ボール球振ったらあかんやろ」

東スポWEB / 2024年5月19日 22時7分

4回無死満塁の場面で、ベンチで思わず笑顔の阪神・岡田監督(中)

阪神は雨中で行われた19日のヤクルト戦(甲子園)に7―2で勝利し、3カード連続で勝ち越し。貯金6で首位をキープし、岡田彰布監督(66)は阪神の監督としての通算勝利数を500とした。

球団歴代2位という貴重な記録だが、指揮官は「ほんまに知らんかった。今、初めて知ったわ」と照れ笑い。同1位の藤本定義氏まであと14勝に迫ったが、今の岡田監督には目の前の一戦一戦しか見えていないはずだ。

終わってみれば7―2の快勝。だが、立ち上がりは流れが悪かった。ぬかるんだマウンドで先発・才木浩人投手(25)が苦戦し、初回から2点を追う展開。2回に梅野、木浪の連続犠飛で同点とした後の4回、才木に出された岡田監督の〝三振司令〟が生きて試合の流れが変わった。

ノイジー、梅野、木浪の3連打で無死満塁となり打席には投手の才木。ここで指揮官は今岡打撃コーチを通じ「三振せえ」と策を与えた。シンプル過ぎる指示に才木は「ボール球まで振るんですか」と戸惑ったという。20代の若者に岡田語録を読み解くことはハードルが高かったようだ。

「いや、ボール球振ったらあかんやろ(笑)何を言いよん。(打席で)立ってろ言うことやからな。三振せえ言うことは振るな言うことやから。ボール球も、どないしますかって、おまえ、そんなんいらんって」

いろいろあったようだが、岡田監督の意図は無事に伝わった様子。才木は打席内でバントの構えからバットを引くなど、しっかり指示を守って押し出し四球で決勝点をもぎ取った。

6回で122球を要しながら2失点でハーラートップの5勝目。前週の完封勝利から、今週は雨中で粘投を見せた右腕を「流れがいいよな。(5回裏に)打順が回ってきて代打で交代とか、それも流れやんか。ここでお役御免な、才木も次打席回ってくるから、この回までかなあとか、流れが分かったら最後のイニングも頑張れる」と絶賛だった。

試合前、メンバーを決定する直前に岡田監督は近本と対話。7試合ぶりに1番で起用することを決めた。その近本にも適時打が出るなど、采配がハマって気分が悪いはずもない。勝率5割以上での交流戦突入も確定し「交流戦まで上位の広島、巨人と6試合。いい形で入れるように頑張りたいですね」とロッカーへ向かう足取りも軽やかだった。

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