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「時間が足りない」と悩む人が抱える根本的原因 「役割の時間」に時間をとられすぎている

東洋経済オンライン / 2024年4月29日 8時0分

「大学に合格するために今勉強する」「売上のために残業する」などは投資の時間です。「投資の時間」も時間不足を生む要因のひとつです。

一方で、たとえばこんな時にこんな感情って起きますか?

「1日中ダラダラとテレビを見てしまった。あー、忙しい1日だった」

ダラダラした1日を「忙しい」とは思わないですよね。このダラダラした時間は、いってみれば「浪費の時間」です。

そうなんです。「浪費の時間」に対しては、忙しくて時間が足りないという感情にはなりませんが、「役割の時間」や「投資の時間」には、忙しくて時間が足りないという感情が生まれやすいのです。

時間が「こぼれている」状態

寿司屋で人気のこぼれイクラ。イクラがこれでもかと軍艦巻の上に乗っています。

あなたは、これを見てどんな印象を持つでしょうか?

「これは食べてみたい!」

「なんとも贅沢な軍艦巻だ!」

たしかに、おいしそうですよね。でも、それとは別に、僕にはこのこぼれイクラがこう見えます。

まるで、忙しくて時間が足りていない人のよう。イクラの一粒一粒はTODOリストに載っている「やらないといけないこと」。軍艦部分は「持っている時間」です。

所持する時間ではやらないといけないことが受け止めきれず、ボロボロとこぼれ落ちている。多忙な人もこぼれイクラも「余裕がありません」。ちなみに、時間に対して適切なTODOリストであれば、イラストのようなイメージでしょうか。ちょうどいい具合に軍艦の上にイクラが乗っています。

目指すべきは、時間とやることのバランスがちょうどいい時間配分です。実際に自分の時間がどこに配分されているかがわかっていれば、何をやればいいか行動指針をつくることができます。

そのためにも、まずは時間にはどういう時間があるかを知ることです。

実は、時間は「4つの時間」に分けられます。

人生には「4つの時間」しかない

自分の時間の配分を知ることからはじめる

すべての時間はこの4つに分けられます。

1 「幸福の時間」
2 「投資の時間」
3 「役割の時間」
4 「浪費の時間」

こういわれても、ピンと来ないかもしれませんよね。

たとえば、仕事のある日の朝の時間をイメージしてください。起床して、顔を洗う、口をゆすぐ、家族と会話をする、朝食を食べる、コーヒーを飲む、トイレに行く、髪を整える、化粧をする、ヒゲを剃そる、服を選ぶ、着る、ニュースを見る、SNSを見る……朝のルーティンはいろいろあります。

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