ベラルーシ大統領、ウクライナ侵攻でロシア支援の継続表明
ロイター / 2022年7月4日 9時20分
7月3日、ベラルーシのルカシェンコ大統領はウクライナ侵攻を続けるロシアを今後も支援すると表明した。写真は5月、露サンクトペテルブルクでロシアのプーチン大統領(右)と会談するルカシェンコ氏。露大統領府提供(2022年 ロイター)
[3日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は3日、ウクライナ侵攻を続けるロシアを今後も支援すると表明した。ロシアと「連合国家」創設を目指す動きの一環との認識を示した。
同氏は第2次世界大戦時のソ連軍による首都ミンスクの解放を記念する式典で演説し、ロシアのウクライナ侵攻を「まさに開始初日から」支援してきたと強調。ベラルーシ国営のベルタ通信が動画で伝えた。
「われわれは現在、ロシアのナチズムとの闘いを唯一支援しているとして批判されているが、現在もこれからもロシアを支援する」と強調。
「批判する人たちはベラルーシとロシア連邦が緊密な連合であり、実質的な統合部隊があることを知っているのだろうか。われわれは兄弟国ロシアと共にあり続ける」と述べた。
ベラルーシは1990年代半ば以来、ロシアとの連合国家の形成を標ぼうしてきたが、実現に向けた進展はほとんどない。ルカシェンコ氏は過去にベラルーシが「主権」を維持する必要性にも言及している。
一方、ウクライナの現地メディアによると、ゼレンスキー大統領はルカシェンコ氏の発言が「危険」だと指摘。「ルカシェンコ氏はベラルーシをロシアのウクライナ侵攻に引きずり込むようなことがあってはならない。これは危険なシグナルだ」と語った。
この記事に関連するニュース
-
イスラエルとウクライナへの防空支援に差 エストニア首相、西側に苦言
AFPBB News / 2024年4月18日 11時48分
-
「電力施設大規模攻撃は報復」 兵器産業弱体化狙いロシア大統領
共同通信 / 2024年4月12日 8時21分
-
再送ロシア、ウクライナのエネルギー施設に大規模攻撃 「非軍事化」の一環
ロイター / 2024年4月12日 4時57分
-
モスクワ銃乱射被告、ベラルーシ逃亡目指した=ルカシェンコ氏
ロイター / 2024年3月27日 16時25分
-
大統領選「5勝」のプーチンが乗り出す世界戦略 西側と決別、12年かけ「軍事国家」の完成目指す
東洋経済オンライン / 2024年3月22日 8時0分
ランキング
-
1ミャンマー国軍、ロヒンギャ1000人以上を強制動員…「人間の盾」に利用か
読売新聞 / 2024年4月20日 7時39分
-
2襲撃された邦人5人、日系企業の駐在員で車列を組んでの通勤中…パキスタン
読売新聞 / 2024年4月19日 23時56分
-
3イラク軍事基地で大規模爆発、1人死亡…米中央軍「米国が空爆の報道は事実でない」
読売新聞 / 2024年4月20日 11時25分
-
4ハリコフで「地下学校」開校へ 連日空襲のウクライナ第2の都市
共同通信 / 2024年4月20日 17時13分
-
5イランへのミサイル攻撃、イスラエルとイランが発表せず…報復の応酬避ける狙いか
読売新聞 / 2024年4月20日 19時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください