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午前の日経平均は反発、連休中の米株高で 大型ハイテク株しっかり

ロイター / 2024年5月7日 12時11分

 5月7日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比452円59銭高の3万8688円66銭と、反発した。写真は都内にある東京証券取引所で2015年6月撮影(2024 ロイター/Thomas Peter)

[東京 7日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比452円59銭高の3万8688円66銭と、反発した。大型連休中に米国株式市場が上昇した流れを引き継いだ。指数寄与度の高い半導体関連などのハイテク株が軒並み上昇し、日経平均をけん引した。ドル/円の円高基調を受けて、自動車などの輸送用機器は上値が重かった。

週明け6日の米国株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げを実施する可能性が高いという見方が広まる中、3日続伸した。先週末に発表された4月の雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが予想以上に鈍化。FRBが高金利を長期間維持する必要性が低下したと受け止められた。

日経平均は400円高の3万8636円23銭で寄り付いた後、627円高の3万8863円14銭まで上昇した。米長期金利の低下などを背景に、ハイテク株の株価が上昇した。今週に決算発表のピークを迎えるため、様子見ムードも強く、買い一巡後は3万8600円台でのもみ合いとなった。

連休中のドル/円は一時、157円後半から151円後半へ下落する場面がみられたため、不安定な値動きに対する警戒感は根強かった。取引時間中のドル/円は154円台でじりじりと円安が進行した。

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジストは「利下げ期待を背景にハイテク株の一角はしっかりだが、米経済指標の鈍化傾向や円高基調を嫌気した売りが全体の上値を抑えている」と指摘。今週は決算を手掛かりとした個別物色が中心になりやすいとの見方を示した。

TOPIXは0.28%高の2736.19ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆3868億1100万円だった。東証33業種では、値上がりは証券やその他製品、機械など19業種で、値下がりは医薬品やゴム製品、倉庫・運輸関連など14業種だった。

主力株では、東京エレクトロン、ファーストリテイリングがともに3%超高となり、2銘柄で日経平均を280円程度押し上げた。ディスコ、アドバンテスト、レーザーテックなどもしっかり。第一三共、ソニーグループ、三菱商事は3%超安となった。トヨタ自動車は0.11%高とほぼ横ばいだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1061銘柄(64%)、値下がりは545銘柄(33%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。

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