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午前の日経平均は反落500円超安、円安進み為替介入を警戒

ロイター / 2024年5月8日 12時15分

 5月8日、午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比531円71銭安の3万8303円39銭と反落した。写真は都内にある東京証券取引所で2018年2月撮影(2024 ロイター/Toru Hanai)

[東京 8日 ロイター] - 午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比531円71銭安の3万8303円39銭と反落した。外為市場でドル/円が155円台と再び円安基調となり、政府・日銀による為替介入への警戒感が意識される中、前日に発表された企業決算を手掛かりとした個別物色が中心となった。

日経平均は157円安と反落してスタート。しばらくマイナス圏でもみ合った後、前場終盤で551円安の3万8283円98銭で安値をつけた。為替介入への警戒感のほか、米国株に上昇一服感がみられたことも投資家心理に影響した。トヨタ自動車など主力企業の決算発表を午後に控え、利益確定売りが優勢となった。

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「じりじりと円安が進んでおり、介入警戒感が強い。介入実施後は急速に円高になるとみられており、株価も神経質な動きとなっている」との見方を示した。

東証株価指数(TOPIX)は1.22%安の2712.70ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆0571億9000万円だった。東証33業種では全業種が値下がり。その他製品や保険、電気機器、海運業、輸送用機器などが値下がり率上位だった。

決算銘柄では、市場予想を下回る今期見通しを前日に発表したリコー、任天堂が4─7%超安となった。一方、好決算を発表した横河電機は5%超高で上場来高値を更新した。

そのほか、指数寄与度の高いファーストリテイリング、東京エレクトロンが下落し、2銘柄で日経平均を約132円押し下げた。ファナック、テルモも軟調だった。ソシオネクストは2%超高でしっかりだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが474銘柄(28%)、値下がりは1132銘柄(68%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。

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