東レ、前期純利益見通しを下方修正 風力発電翼で減損192億円

５月８日、東レは２４年３月期（前期）の連結業績見通し（国際会計基準）を下方修正した。写真は２０１７年１１月、都内で撮影（２０２４年　ロイター／Issei Kato）

Hitoshi Ishida

［東京　８日　ロイター］ - 東レは８日、２４年３月期（前期）の連結業績見通し（国際会計基準）を下方修正した。風力発電翼用途の需要低迷で減損損失１９２億円を計上するほか、バッテリーセパレータフィルム事業でも８３億円の減損損失を計上する。

２４年３月期の売上収益は２兆４６４６億円（従来２兆４７００億円）、純利益は２１９億円（従来５８０億円）に修正した。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１１人のコンセンサス予想では２４年３月期の連結純利益の平均値は６２６億円だった。