ブラックストーン、賃貸集合住宅REITを100億ドルで買収
ロイター / 2024年4月9日 7時35分
4月8日、 米投資会社ブラックストーンは賃貸集合住宅の不動産投資信託(REIT)のアパートメント・インカムREITを100億ドルで買収すると発表した。写真はニューヨークのブラックストーン本社。2023年1月撮影(2024年 ロイター/Jeenah Moon)
[8日 ロイター] - 米投資会社ブラックストーンは8日、賃貸集合住宅の不動産投資信託(REIT)のアパートメント・インカムREITを100億ドルで買収すると発表した。金額は債務込みで、全て現金で支払う。
市場では商業不動産市場に対する重圧が和らいだ兆しだとの受け止めが広がっている。
ブラックストーンは、アパートメント・インカムREITの受益証券1口当たり39.12ドルを提示。これは5日終値に約25%のプレミアムを乗せた水準だった。
これまで賃貸住宅などの商業不動産向所有者は、金利上昇によりローン返済負担の増大に苦しんでいた。
しかしジェフリーズのアナリストチームは「今回の取引で、ブラックストーンが金利は安定して資金調達環境が改善したとみなしているというメッセージを送りつつあり、このセクターにとって明るい材料だ」と指摘した。
ブラックストーンは、建設活動の鈍化に伴って今後米国の賃貸集合住宅供給が減少し、市況が持ち直すとの読みで、この分野への投資に力を注いでいる。
もっともアパートメント・インカムREITは、運用資産の中心が高級物件であるため、賃貸住宅市況の浮き沈みに左右されにくい。昨年第4・四半期の既存運用物件からの家賃収入の伸びは、業界水準を上回っている。
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