英、オミクロン亜種を調査 増殖に優位の可能性
ロイター / 2022年1月22日 5時53分
英保健安全保障庁(UKHSA)は21日、新型コロナウイルスのオミクロン株の亜種「BA.2」について、増殖に優位性がある可能性があるとして調査していると明らかにした。写真は昨年3月、英ケンブリッジで撮影(2022 年 ロイター/Dylan Martinez)
[ロンドン/コペンハーゲン 21日 ロイター] - 英保健安全保障庁(UKHSA)は21日、新型コロナウイルスのオミクロン株の亜種「BA.2」について、増殖に優位性がある可能性があるとして調査していると明らかにした。ただ「懸念される変異型(VOC)」には指定していない。
UKHSAによると、英国ではこれまでに426件のBA.2亜種の遺伝子解析を実施。どの程度有意な遺伝子変異があるかはまだ分かっていないものの、初期の分析でオミクロン従来株の「BA.1」と比べ、増殖率が高い可能性が示されているとした。
UKHSAによるとこれまでに40カ国がBA.2亜種の解析結果を報告。サンプル数はデンマーク、インド、英国、スウェーデン、シンガポールの順に多かった。
デンマークではBA.2亜種が急速に拡散しており、新規感染者数に占める割合は2021年最終週の20%から、22年第2週には45%に上昇した。
スタテンス・セーラム・インスティテュート(SSI)の研究者、アンダース・フォムスガード氏は、オミクロン従来株のBA.1に感染した人がBA.2亜種に再感染する可能性は否定できないとし、感染拡大のピークが2回ある可能性もあるとの見方を示した。ただ、SSIの分析では、BA.1感染とBA.2感染との間に入院数の差は出ていない。
この記事に関連するニュース
-
武蔵野大など、水虫の薬剤耐性菌に胃酸抑制薬が有効なことを発見
マイナビニュース / 2024年4月18日 6時30分
-
名大などが細胞と共生可能な「センダイウイルス」を発見、生態解明に貢献
マイナビニュース / 2024年4月3日 17時36分
-
発がんウイルスHTLV-1はヒトへ適応できていないことで病気を引き起こす-HTLV-1の新たな発がん機構の解明と新規治療標的を発見-
PR TIMES / 2024年3月29日 18時45分
-
新変異株の高病原性予測へ新技術、iPS細胞で実験用肺胞や気道の上皮作製 京都大学研究所など発表
京都新聞 / 2024年3月29日 0時0分
-
「ミニ腸」を用いて新型コロナウイルスの増殖性、病原性を検証
Digital PR Platform / 2024年3月28日 10時0分
ランキング
-
1真榊奉納を「断固非難」=ロシア
時事通信 / 2024年4月25日 21時22分
-
2新防衛戦略の策定提案へ=「欧州、属国集団にあらず」―仏大統領
時事通信 / 2024年4月25日 22時43分
-
3豪雨被害で死者200人超 アフリカ東部タンザニアなど
共同通信 / 2024年4月26日 9時15分
-
4米国、ニジェールから軍撤退を表明(ニジェール、米国、ロシア、中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月26日 1時50分
-
5エレベーターが20階から落下、1人死亡=当局「品質には問題なし」―中国
Record China / 2024年4月25日 23時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください