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G20財務相会議、共同声明見送り ウクライナ紛争など巡り対立

ロイター / 2024年3月1日 8時43分

G20財務相・中央銀行総裁会議では、共同声明でウクライナおよびパレスチナ自治区ガザでの戦争についてどのように表現するか、ロシアと主に西側諸国が文言を巡り対立している。29日、サンパウロで撮影(2024年 ロイター/Carla Carniel)

Marcela Ayres Christian Kraemer

[サンパウロ 29日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が29日、ブラジルのサンパウロで閉幕した。パレスチナ自治区ガザやウクライナでの紛争を巡る文言で意見がまとまらず、共同声明の採択を見送った。

議長国ブラジルのアダジ財務相は、前週のG20外相会議でコンセンサスが得られなかったことが、財務相会議の共同声明採択に向けた取り組みに悪影響をもたらしたとの見方を示した。

関係筋によると、紛争に関する表現を巡り閉幕間際まで議論が続き、ロシアと西側主要国が文言を巡って対立した。

アダジ氏は、一つの単語を巡る相違にまで距離が縮まった局面もあったと述べた。

関係筋によると、主要7カ国(G7)諸国がロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナ「に対する(on)」戦争との表現を支持した一方、ロシアはウクライナ「における(in)」戦争という文言を求めた。

また、G7諸国はガザでの戦争を「人道危機」と表現し、イスラエルに言及しない案を支持したという。

ブラジルは気候変動や貧困などの課題に取り組むための経済協力に協議の重点を置こうとしたが、ドイツなどがウクライナとガザの戦争に言及する共同声明を求める姿勢を崩さなかった。

ブラジルは共同声明に代わり発出した議長総括で、G20財務相会議はウクライナやガザでの戦争に関する相違を解決するための最も適切な場ではないと指摘した。

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