アップル新型「iPad Pro」の注意点 「Apple Pencil(第2世代)が非対応」など
ASCII.jp / 2024年5月8日 11時30分
アップルが5月15日に発売する2024年モデルの「iPad Pro」には、性能や機能アップ以外にも重要な変更点が複数ある。購入の際には注意が必要だ。
超広角カメラの廃止
まず、先代のiPad Pro(M2)ではリアカメラが広角と超広角の2眼構成となっていたが、今回発表されたiPad Pro(M4)では、リアの超広角カメラが廃止されている。
超広角カメラを使う機会の多かったユーザーは、iPhoneなど超広角カメラを搭載したデバイスと併用する必要がありそうだ。
モバイル通信はeSIMのみ対応
また、iPad Pro(M4)にはWi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルの2種類が用意されるが、後者のSIMは本モデルからeSIMのみの対応となる。これまでのモデルのようにプラスチック製の物理SIMカードを使うことはできない。
日本の場合、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の4大キャリアは全社eSIMを提供しているが、MVNO(格安SIM)は事業者により対応が異なる。MVNOの物理SIMを利用しているユーザーは、iPad Pro(M4)の購入前に利用中のキャリアのeSIM提供状況を確認しておいた方がよさそうだ。
SmartKeyboard Folioは非対応
周辺機器周りでは、iPadの外付けキーボードと画面カバーを兼ねる便利な周辺機器「SmartKeyboard Folio」もiPad Pro(M4)には非対応となる。
5月7日現在、純正のキーボード一体型アクセサリーは「Magic Keyboard」のみ。価格は11型iPad Pro用が4万9800円、13型iPad Pro用が5万9800円だ。
Apple PencilはProとUSB-Cのみ対応
iPadの周辺機器の代名詞「Apple Pencil」についても、iPad Pro(M4)は対応するモデルが限定される。具体的には、今回のイベントで一緒に発表された「Apple Pencil Pro」と、すでに発売済みの「Apple Pencil(USB-C)」にのみの対応だ。
現行の第1世代と第2世代のApple Pencilは対応していないので、これらのモデルを使っているユーザーがiPad Pro(M4)を購入する場合、Apple Pencilも同時に買い換える必要がありそうだ。
価格はApple Pencil Proが2万1800円、Apple Pencil(USB-C)が1万3800円だ。
※見出しをより正確なものに変更しました。(5月8日14時8分)
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