FIA世界耐久選手権(WEC)におけるグッドイヤーのサステナビリティへの取り組み
@Press / 2024年5月20日 12時0分
カタールで開催されたWEC 2024第1戦では、グッドイヤーが単独でタイヤ供給するLMGT3カテゴリーがデビューを飾りました。グッドイヤーは、この新しいカテゴリーのタイヤ仕様と物流の改善によって、WECとFIAのサステナビリティに関する目標(1)をサポートし、モータースポーツをよりクリーンで環境に配慮したものにします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/394972/LL_img_394972_1.jpg
画像1
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/394972/LL_img_394972_2.jpg
画像2
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/394972/LL_img_394972_3.jpg
画像3
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/394972/LL_img_394972_4.jpg
画像4
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/394972/LL_img_394972_5.jpg
画像5
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/394972/LL_img_394972_6.jpg
画像6
グッドイヤーは、ドイツのハナウにある最新設備を導入した工場ですべてのLMGT3タイヤを製造しています。この工場は、国際サステイナビリティ・カーボン認証(ISCC PLUS)を取得しており、これは、グッドイヤーがサステナビリティの2大目標である循環性とトレーサビリティの推進に取り組んでいることを示しています。グッドイヤーのレース用タイヤにはバイオベースおよびリサイクル素材(2)を使用しており、これにより、限りある資源の需要を減少させることができます。
すべてのLMGT3タイヤは約33%がサステナブル素材で構成されており、これは、現在GTレースで使用されているすべてのレースタイヤの中でも、その割合が最も高いもののひとつです。サステナブル素材には、天然樹脂、カーボンブラック、ポリマー、リサイクルスチールなどが含まれます。また、ウェットタイヤには籾殻灰シリカが使われています。
サステナブルな生産を実現するために重要なのは、生産量そのものを減らすことです。グッドイヤーは2020年に世界選手権レベルの耐久レースに復帰しましたが、それ以来、耐久レースにおける二酸化炭素排出量を削減することを最大の目標の一つとして取り組んできました。
これは、以下のような方法で達成しています。
■各レースで使用するドライタイヤのコンパウンドを1種類に
2022年、グッドイヤーは1種類のスリックコンパウンドの使用に切り替え、タイヤの生産本数を大幅に削減しました。マルチコンパウンドを使用するレースでは、その要求に応えるため、また、各チームに戦略の選択肢を与えるために、見合った本数のタイヤを生産しますが、タイヤの種類をシンプルにすることで、必要になるタイヤの本数をより正確に予測できるため、結果的に生産本数を減らすことができます。このような小さな取り組みで、シーズン中のタイヤ生産本数を約33%削減することができました。
■タイヤウォーマーの廃止
WECはFIAの世界選手権として初めて、2023年からタイヤウォーマーの使用を禁止しました。これは、タイヤメーカーにとって様々な点でサステナビリティの向上に寄与します。各レースに輸送する機材の量を減らし、ロジスティクスを簡素化することができ、さらに、レースにおけるタイヤに関わるエネルギー消費を大幅に抑えることができます。グッドイヤーは2022年にタイヤウォーマー廃止に対応するための新しいタイヤを開発しました。このタイヤは、タイヤウォーマーなしでも早くウォームアップするように設計されています。
■耐久性の高いタイヤ
耐久レースでは常に、同じタイヤでより長い距離を走れることが重要で、グッドイヤーのLMGT3タイヤはそれを可能にしています。今年のル・マンでは、1セットのタイヤでF1レースの3倍もの距離に相当する5スティントの走行を可能にしています。
■炭素排出量を削減するロジスティクス
2024年、グッドイヤーはレース用のタイヤと機材の運搬に海上輸送を使います。これにより、レースに関わる物流はより持続可能なものとなります。長距離の航空輸送は、1トンの貨物を1マイル輸送するのに、海上輸送の47倍の温室効果ガスを排出すると言われています。
<サステナビリティへの取り組みの先に>
グッドイヤー 耐久レース プログラム・マネージャー、マイク・マクレガー
「私たちは、モータースポーツ活動における二酸化炭素排出量の削減に全力を注いでいます。タイヤや機材の輸送量を減らしたり、タイヤに使われるサステナブル素材の割合を増やしたり、これらすべては、モータースポーツにおけるサステナビリティの基準を作ることに貢献すると考えています。」
「さらに、グッドイヤーのモータースポーツ活動は、一般道を走るためのロードタイヤの未来にも貢献しています。グッドイヤーのレースタイヤ開発チームとロードタイヤ開発チームは緊密な連携を取ってモータースポーツ活動に取り組み、それが継続的なタイヤ技術の進歩につながります。そして、その進歩は世界中のドライバーに享受されています。」
1. FIA 環境報告 https://www.environmentalreport.fia.com/
2. サステナブル素材とは、バイオベース/再生可能なリサイクル素材、または、資源保護および/または排出削減を可能にする製造工程で作られるマスバランス素材を含む素材と定義されます。
3. 航空貨物 対 海上貨物の二酸化炭素排出量(2023年実績) https://8billiontrees.com/carbon-offsets-credits/carbon-ecological-footprint-calculators/air-freight-vs-sea-freight-carbon-footprint/
≪ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー≫
グッドイヤーは世界屈指の大手タイヤメーカーです。従業員数は約7万1000人で、世界22か国、55の生産拠点を展開しています。米国オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマーベルグの2か所に技術開発センターを有し、技術・性能の両面でタイヤ業界の標準を形づける最先端の製品とサービスを開発しています。グッドイヤーと製品の詳細情報は、 http://www.goodyear.com/corporate をご覧ください。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
【関連画像】
この記事に関連するニュース
-
バイク界の伝説ロッシが四輪で奮闘 夢のルマン出場へ「光栄」
AFPBB News / 2024年6月2日 17時54分
-
住化アクリル販売「SUMIKA ACRYL SHEET Meguri(R)」採用による環境配慮型シーリングライトをラインアップ
@Press / 2024年5月20日 11時0分
-
コーヒーマシンのプロフェッショナルカンパニー ブルーマチックジャパンがマイクロ焙煎機の革命的企業Bellwether Coffee(アメリカ)と提携 コンパクトな業務用焙煎機でコーヒービジネスをサステナブルに
@Press / 2024年5月16日 9時30分
-
新型アストンマーティンVantage GT3 2024 WECとIMSAの連戦でさらに加速
PR TIMES / 2024年5月10日 18時15分
-
新型アストンマーティンVantage GT3、2024 WECとIMSAの連戦でさらに加速
Digital PR Platform / 2024年5月10日 17時7分
ランキング
-
125年末まで減産延長=油価下支えへ―OPECプラス
時事通信 / 2024年6月2日 23時29分
-
2「富士山を黒幕で隠す」日本のダメダメ観光対策 「オーバーツーリズム」に嘆く日本に欠けた視点
東洋経済オンライン / 2024年6月2日 8時0分
-
3なけなしの貯金と「年金月14万円」で暮らす70代女性、冷房代が払えず「“タダで涼める”スーパーへ避難生活」が続くも…「店長のひと言」で人生が一変したワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月29日 9時0分
-
4マイナ保険証の利用者増で「20万円」を病院に支給!?「受診する側」にメリットはないの? 狙いと内容について解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月2日 5時0分
-
5万博「経済効果」は2.9兆円? 国と民間、大阪府市で異なる予測の数字なぜ
産経ニュース / 2024年6月2日 18時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください