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個性の塊ココにあり!16回目を迎えたモンキーミーティングに初潜入!〜小野木里奈の○○○○○日和〜

バイクのニュース / 2024年5月6日 12時10分

『小野木里奈の○○○○○日和』は、ゴールデンウイーク初日に東京サマーランドで開催された『第16回モンキーミーティングin多摩』にお邪魔してきました。個性豊かなモンキーたちに圧倒されたイベントをレポートします。

■モンキーミーティングに初参加!

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。皆さんはホンダのモンキーというバイクをご存知ですか?お茶目な外見が特徴的なモンキーシリーズは50年以上の歴史を持っているのでバイク業界でとても愛されているバイクといえるでしょう。

GW初日に開催された『第16回モンキーミーティングin多摩』にお邪魔してきましたGW初日に開催された『第16回モンキーミーティングin多摩』にお邪魔してきました

 ちなみに、スーパーカブC125と同じエンジンを使用している現在の『モンキー125』は、スーパーカブ110を所有するカブ主の私にとって親戚のように思えるのでとても親近感を感じています。とはいえ、存在を認識していながらも私はモンキーに乗ったことがなかったのです。

 そんな時、2024年4月28日に東京サマーランド第2駐車場で開催された『第16回モンキーミーティングin多摩』に参戦してきました!

 本日の『小野木里奈の○○○○○日和』は「モンキー日和」です。それでは、いってみましょう!

「バイクミーティング」というと知らない方にとってはビジネスの感覚で、「え、会議?」と思われるかもしれませんが、ここでのバイクミーティングは自分たちの自慢のバイクを並べることで、そこで出会ったライダー同士で交流できる機会や、トークショー、試乗会など、ライダーの方々がたくさんのバイクに囲まれてコミュニケーションを楽しめるイベントなのです。

 バイクで自走して参加する方もたくさんいるので、まさに「バイクの文化交流の場!」といっても過言ではありません。

 私はプライベートで同世代のライダーが身近にほぼいません(泣) 悲しいことに、お仕事以外でバイクに乗る方々が身近にいないからこそ、世の中のバイク離れを痛感しています。

 バイクミーティングは、たくさんのライダーとバイクが集まる場なので、前述したバイク離れへの寂しさを一気に感じなくなるほどバイク乗りの方々で溢れる活気あふれたイベントなのです。実際に自分の目でたくさんのライダーの方々がその場に集まっている瞬間を見ると、なんだか嬉しくなってしまいます。

東京サマーランドの第2駐車場には、多くのモンキーが集まった東京サマーランドの第2駐車場には、多くのモンキーが集まった

 今回、東京サマーランドの第2駐車場で行われたモンキーミーティングは、広い駐車場スペースに開場時間早々、すでにたくさんのモンキーが並んでいます。この日はとっても良いお天気で日中は夏かなと思うくらいの気温まで達しました。

 おかげで眩しい日光に照らされたモンキーたちがとてもキラキラしていて、眺めているだけでも楽しめる空間です。まるでバイクの美術館にきた感覚になります。

 モンキー以外にも同じカブ系のエンジンを搭載している車両も参加可能なので、スーパーカブ、クロスカブ、ハンターカブ、ダックス、ゴリラなども発見!

大きさが特に目立っていたサイドカーが付きのモンキーも発見!大きさが特に目立っていたサイドカーが付きのモンキーも発見!

 私の中でモンキーはもっちりした分厚めのシートと小さいホイールが特徴的で、比較的コンパクトなバイクという印象があります。たくさんの方が自由にカスタムされたモンキーを見ていると、どこまで小さく、そして車高を低くしているモンキーがあり、一方でサイドカーがついた大きく見えるモンキーもあります。これまでのモンキーのイメージを覆すカスタム車両が勢揃いしており、カスタムに限界はないんだなぁということを痛感しました。

■モンキーミーティングを支えてきたキーマンにお話を伺った!

 すでに16回目を迎えるモンキーミーティングですが、第一回開催の頃からこのイベントを支えている元本田技研工業(株)広報部の永山さんとカフェカブ運営事務局Cub工房代表の中島さんにもお会いすることができました。今回は永山さんにモンキーミーティングの歴史についてお話を伺いました。

カフェカブ運営事務局Cub工房代表の中島さん(左)と元本田技研工業(株)広報部の永山さん(右)カフェカブ運営事務局Cub工房代表の中島さん(左)と元本田技研工業(株)広報部の永山さん(右)

小野木:そもそもモンキーは何をきっかけに作られたのでしょうか。

永山さん:元々は本田技研工業創業者の本田宗一郎さんが幼い頃からたくさんの方にエンジンに親しみを持って欲しいという志によって、『多摩テック』というモータースポーツをテーマにした遊園地で遊ぶ用の玩具としてモンキーが作られました。もちろん玩具なので最初はナンバーもありませんでしたが、そのうち話題となり公道でも一般の方々が乗れるようにナンバーをつけたモンキーが作られるようになりました。

小野木:では、開発当時のターゲットは大人のライダーではなく、子供たちだったんですね。

永山さん:はい。幼い頃からエンジンがついた乗り物、つまり動く乗り物というモビリティに親しんでいただきたいというのが本田宗一郎さんの思いだったんです。

1961年にレジャー施設『多摩テック』で遊具としてモンキー(Z100)が作られた1961年にレジャー施設『多摩テック』で遊具としてモンキー(Z100)が作られた

小野木:最初は子供向きの乗り物として作られたのが、大人の方々も興味を持つようになったんですね。

永山さん:世界的に見ても比較的日本人は小さくてコンパクトなものを好む傾向があるんです。これもモンキーが好まれる背景にあったのかもしれません。とはいえ、そこまでお金をかけられなかったのでカブのエンジンを流用して開発されました。

■モンキーミーティングを始めたきっかけとは?

小野木:モンキーミーティングはどんなきっかけで始まったのでしょうか?

永山さん:すでにカブのイベント『カフェカブミーティング』の人気があり、そこでのお客様から「モンキーでもやってほしい」という声もあったんですよ。最初は多摩テックで始めてみようという案を中島さんへ相談したのがきっかけです。

続々と会場受付に駆けつけるモンキーオーナーの方々続々と会場受付に駆けつけるモンキーオーナーの方々

小野木:同じエンジンのカブのミーティングから今度はモンキーのイベントへと広がったんですね。

永山さん:正直、当時はここまで大きなイベントになるとは思ってもいませんでしたね(笑)

小野木:え!そうだったんですか?

永山さん:モンキーの場合はカブと違い、モンキーが大好きな少数のマニアのライダーしか集まらないだろうと思っていましたが、まさかそのマニアの方がこんなに大勢いるんだなぁと驚かされました(笑)

小野木:実際に、今日もたくさんの個性的なカスタムをされたモンキーが集まっていますね。

永山さん:いじることってすごく大事なことだと思うんです。バイクをいじって自分の個性を出していくという楽しさがオートバイの魅力の一つで、それを今度はたくさんの方々に披露する会がこのイベントのイメージです。

モンキーの楽しみ方は、人それぞれだと痛感させていただきましたモンキーの楽しみ方は、人それぞれだと痛感させていただきました

小野木:皆さん、自分のバイクを見せながらも他の方のカスタムを見て楽しんでいました。

永山さん:そうなんです。そこで情報交換する機会にもなっているんですよ。それもこのミーティングの良さだと思います。ただバイクを乗るだけでなく、バイクを眺めて楽しむ会にもなっているんです。

小野木:見ていて驚いたのは全員が乗ってくる方々だけじゃなくて、わざわざ汚れたりしないように車に積んで運んでいる方もいましたね。

永山さん:過去には雨が降った途端に愛車が濡れないようすぐに車へ積んで会場から颯爽と出ていく方もたくさんいましたよ(笑)

小野木:もはや乗り物として乗るだけではなく、自分の大切なコレクションを「持ってくる」という感覚なんですね。モンキーは他のバイクよりも比較的小さくコンパクトな車体だからこそやりやすそうです。

永山さん:やっぱり小さいバイクならではの魅力ってありますよね。小さいものを作るということ自体にも技術がとても必要なんです。

小野木:ちなみに、永山さんが感じたモンキーとカブの各ミーティングで違いはありますか?

永山さん:やっぱりお客様の層が全然違うと思います。走るよりも、見た目を愛でて楽しむカスタムをするお客様は比較的モンキーの方が多いです。一方で、ツーリングを楽しむためのカスタムをするお客様はカブの方が多いと感じました。

永山さん自身もカスタムされたモンキーを所有しているという永山さん自身もカスタムされたモンキーを所有しているという

小野木:私も以前、『カフェカブミーティング in 青山』に参加しましたが、確かにツーリングする上で実用性を重視したカスタムをしている方が多かった気がします。

永山さん:そうなんですよ。モンキーは見せるためのカスタム、カブは走るためのカスタム、という方がそれぞれ多い印象ですね。ちなみに私もカスタムしているモンキーを所有していますが、ずっと家に飾っていて走行距離0kmです(笑)

小野木:まさにオブジェとして愛でていますね!そんなバイクカスタムの楽しみ方も素敵だと思います。

永山さん:あとはモンキーは子供から見ても小柄で他のバイクに比べて怖さを感じにくいからか、イベントに親子で参加してくれる方々が見られるのもモンキーミーティングの特徴かもしれません。

■今後のモンキーミーティングについて

小野木:これからもずっとこのイベントを続けていく上で、何か目標はありますか?

永山さん:もっと原付二種クラス、特に125ccクラスの良さを知ってくださる方が増えてくれると嬉しいですね。このクラスならではの、乗るのも扱いやすくてちょうどいいし、カスタムするのも手が出しやすいサイズ感という魅力があります。

ミーティングでは、最新のモンキー125の試乗も行われていました。私、楽しみすぎです!ミーティングでは、最新のモンキー125の試乗も行われていました。私、楽しみすぎです!

小野木:私も今スーパーカブ110が愛車なので、この原付二種クラスならではの扱いやすさは日々実感しています。街中でも大活躍してくれています。

永山さん:実際にイベントでも125ccクラスのバイクを乗る方がどんどん増えていることは個人的に嬉しいです。単純に売れているから、という理由ではなく、このクラスは扱いやすいし私も個人的に好きなので乗っている方を見ていると同じように魅力を感じているのかなと思うと嬉しくなるんですよ。

小野木:モンキーをはじめ、原付二種クラスは敷居も高くないイメージですし、色んな方のライフスタイルにも溶け込みやすいですよね。カブ主の私も、このクラスのバイクユーザーが若手の世代でもどんどん増えてくれたら嬉しいです。永山さん、今回はお時間いただきましてありがとうございました。

※ ※ ※

 以前取材した『カフェカブミーティング in青山』に続き、今回は『第16回モンキーミーティングin多摩』に参加しました。このイベントでモンキーに初めて触れたり、個性が溢れるたくさんのモンキーを一気見できたりなど、この1日だけでモンキーの魅力を存分に味わった気がします。

 そして、このようなミーティングだからこそ、たくさんのモンキーを愛するライダーが集まる様子を見ていると、世の中にはこんなに大勢のライダーがいるという実感も湧くのと同時に、同じライダーとして嬉しくなってしまうのです。これもモンキーに限らず、バイクミーティングの醍醐味だと思います。

 まだバイクを所有していない方も思い切って遊びに来てみることで、直接バイクの魅力を五感で味わうことができるのでオススメですよ。興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

 それでは、次の月曜にお会いしましょう!

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