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入社時に年金手帳の紛失に気づきました。再発行しようとしたら「手帳は廃止」と言われましたが、どうしても再発行は無理なのですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月4日 2時0分

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年金手帳は、健康保険や厚生年金保険、共済年金保険などに加入する際に必要とされる書類で、入社時に提出を求める会社が一般的です。しかし、年金手帳を日常生活で使用する機会はほとんどなく、どこに保管したかを全く覚えていない方も少なくないのではないでしょうか。   そこで今回は、年金手帳を紛失した場合にどのような手続きをするのか紹介します。

年金手帳は廃止された? 年金手帳・基礎年金番号通知書について

年金手帳は、20歳以上の国民年金・厚生年金などの公的年金制度への加入者に交付される手帳です。加入者ごとの基礎年金番号や加入記録、名前や住所などの個人情報が記載されています。
 
年金手帳は、マイナンバーの導入に応じて廃止され、2022年4月1日以降に初めて公的年金制度に加入した方には、年金手帳の代わりに基礎年金番号通知書が発行されるようになりました。共済組合保険に加入している方で、これまで共済組合保険以外の加入履歴がない方にも、同様に基礎年金番号通知書が発行されます。
 
従来の年金手帳をお持ちの方は、基礎年金番号通知書の発行はないため、引き続き大切に保管しておく必要があります。
 

年金手帳・基礎年金番号通知書を紛失したら

基礎年金番号通知書への切り替えに伴い、基礎年金番号通知書を失くした場合は、基礎年金番号通知書が再発行されるようになりました。年金手帳を失くした場合も基礎年金番号通知書の再発行となり、年金手帳の再発行はできないようです。
 
再発行を希望する場合には、基礎年金番号通知書再交付申請書とともに、添付書類を加入している年金制度ごとの提出先に届け出る必要があります。添付書類は、マイナンバーカードまたは、マイナンバーが確認できる書類および、身元が確認できる書類です。
 
再発行の申請時には、入社する直前に公的年金の加入者として使用されていた事務所の名称、所在地などを記入する必要があります。
 
基礎年金番号通知書再交付申請書と添付書類を、加入している年金制度別に届け出る場所は表1の通りです。
 
表1

※日本年金機構「基礎年金番号通知書や年金手帳を紛失またはき損したとき」を基に筆者作成
 
年金を受給されている方は、年金証書が基礎年金番号通知書の代わりとなるため、基礎年金番号通知書を再発行する必要はないようです。年金証書を失くした場合は、近くの年金事務所へ再交付申請書を提出することで再交付が可能となります。
 

退職した会社に保管されているケースも

企業の場合、年金手帳の紛失防止や、手続きの円滑化のためにそのまま会社が保管するケースがあります。年金手帳は退職するときに当日~1ヶ月程度で会社から返却されますが、企業によっては返却が遅い場合もあるので、失くしたと思ったら一度会社に確認をしてみましょう。また、転職先や入社先で必要となることを考えて、基礎年金番号だけでも控えておくといいでしょう。
 

再発行した後は大切に保管

年金手帳は、紛失したら年金手帳の代わりに基礎年金番号通知書を再発行することができます。しかし、申請してから手元に届くのに1ヶ月程度かかるため、年金手帳を必要とする場合は就職や転職などの節目には事前に確認し、紛失に気づいたら速やかに申請しましょう。また、基礎年金番号通知書や年金手帳は年金情報のほかに、氏名や性別、住所などの個人情報が記載されているため、再発行した後は失くさないよう大切に保管しましょう。
 

出典

日本年金機構
 基礎年金番号通知書や年金手帳が紛失またはき損したとき

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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