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ゆうちょ銀行 人気ファンドランキングトップ10(2022年12月)を読み解く!

Finasee / 2023年1月21日 16時0分

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Finasee(フィナシー)

2022年12月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

ゆうちょ銀行の12月ランキング1位は、「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、米国のリート(不動産投資信託)に投資し、配当利回りを重視した運用を行う。12月は-6.6%のマイナスリターンとなったものの、116.13億円の資金流入があり、純資産残高は6,492億円となった。これは、国内公募株式投資信託(ETF除く)中で8番目の大きさである。2023年1月以降も、同ファンドへの資金流入が続くかどうかに注目している。

■ダイワ・USーREITオープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)  
基準価額 2203円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高 6492億円

<騰落率>
1カ月  -6.6%
3カ月  -2.5%
6カ月  -8.7%
1年    -10.6%

※12月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

ゆうちょ銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング5位の「JP4資産バランスファンド」は、日本と海外の債券と株式に分散投資するバランスファンドである。そして、「成長コース」は株式70%、債券30%の積極運用を行う。11月末時点における1年騰落率は+2.27%で、2016年2月の設定来騰落率は+62.75%となっている。安定的なリターンが期待できるファンドとして、2023年1月以降も、ゆうちょ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■JP4資産バランスファンド 成長コース
基準価額 1万5826円
信託報酬 0.63965%程度(年率・税込)
純資産残高 569.58億円

<騰落率>
1カ月 0.99%
3カ月 0.77%
6カ月 2.40%
1年    2.27%

※11月末時点

ここに注目:「大和 ストック インデックス225ファンド」が2位にランクイン

「大和 ストック インデックス225ファンド」が2位にランクインしている。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.6%のマイナスリターンとなったものの、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。ゆうちょ銀行でも、株価が下落した時に同ファンドの買いを入れた顧客が多かったと考えられる。2023年1月以降も、株価が下落する局面では同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■大和 ストック インデックス225ファンド 
基準価額 1万9159円
信託報酬 0.517%(年率・税込)
純資産残高 295億円

<騰落率>
1カ月 -6.6%
3カ月  0.6%
6カ月 -0.3%
1年    -7.9%

※12月末時点

山下 耕太郎/金融ライター/証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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