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FW福田師王の3発など圧巻の「7-0」。決まりごと徹底の神村学園が個の力も見せつけて静岡学園に大勝

ゲキサカ / 2022年8月14日 11時51分

後半12分、神村学園高FW福田師王が右足シュートを決め、ハットトリック達成

[8.13 ユースワールドチャレンジ・ プレ大会第1節 神村学園高 7-0 静岡学園高 J-GREEN堺]

 高体連トップレベルの神村学園高(鹿児島)、興國高(大阪)、静岡学園高(静岡)、昌平高(埼玉)の4チームが優勝を争う「ユースワールドチャレンジ・プレ大会2022」が13日、大阪府堺市のJ-GREEN堺で開幕した。開幕試合でプレミアリーグWEST3位の静岡学園とプリンスリーグ九州首位・神村学園が激突。神村学園がU-19日本代表候補FW福田師王(3年)の3得点など7-0で大勝した。

 今大会は公式戦ではなく、フェスティバル。秋冬の公式戦や選手の成長のためにテストした部分もあった。とは言え、ともに注目選手擁する強豪対決で、神村学園が衝撃的な勝利。コロナ禍の影響による不振からチームの決まりごとを作ってきたという神村学園が、「奪われた瞬間の5秒間とそこの5秒間で奪えなかったら30秒間スプリントして帰る」(有村圭一郎監督)を徹底し、また個の力を見せつけた。

 神村学園は前半5分、注目FW福田がファーストゴールを奪う。左スローインからMF積歩門(3年)と日本高校選抜MF大迫塁主将(3年、C大阪内定)がワンツー。積のラストパスを福田が左足ダイレクトでゴールネットに沈めた。

 神村学園は、9分にも敵陣での奪い返しから福田がダイレクトの左足シュート。これは静岡学園のU-18日本代表候補GK中村圭佑(2年)に阻止されたが、神村学園はテーマ通りの切り替えの速さ、球際の強度、攻撃の精度でも静岡学園との差を示す。

 19分には、大迫の展開からFW西丸道人(2年)が右サイドへ抜け出す。MF笠置潤(3年)を経由して左へ繋ぐと、粘ってキープした積がファーサイドへラストパス。これを西丸が左足ダイレクトで流し込み、2-0とした。

 さらに26分、敵陣で大迫と福田が立て続けに鋭いアプローチ。奪い返してFKを獲得すると、笠置がボールを運んで右SB有馬康汰(2年)がロングクロスを上げる。中央でマークを外した福田が頭で右隅に決めて3点目を挙げた。

 静岡学園は今夏、いずれも主にトップ下などを務めるMF望月空(3年)、MF西井大翔(3年)を左右のSBに配置。内容を向上させてきたというが、この日は孤軍奮闘していたU-17日本高校選抜の10番MF高橋隆大(3年)を除くと、全体的に戦う姿勢を表現できず、仕掛ける回数も少ない。各選手が随所でテクニックを見せていたものの、会場を沸かせたシーンはわずかだった。

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