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[球蹴男児U-16]守備も健闘のMF栗山洸政「落ち着いて周りを見てボールを回せた」。後半にパスワーク活性化の佐賀東が大津から2得点

ゲキサカ / 2024年5月7日 11時2分

佐賀東高MF栗山洸政(サガン鳥栖U-15唐津出身)は後半に活動量を増加し、チームに貢献

[5.4 球蹴男児U-16リーグD1第1節 大津高 3-2 佐賀東高 大津町運動公園陸上競技場]

 公立校の佐賀東高(佐賀)は、昨冬の全国高校選手権で初の8強入り。MF栗山洸政(サガン鳥栖U-15唐津出身)が「ここでサッカーをしてみたいと思っていました」というように、多くの選手がポジショニングやボールタッチの質を重視したパススタイルに憧れて進学してきている。

 栗山は、入学してからの1か月間で「個人的にはしっかり周りを見てボールをコントロールするっていうところが少し上達したかなと思います」と語っていたが、早速の効果も。その佐賀東は「2024 球蹴男児U-16リーグ」のD1リーグ開幕戦で強豪・大津高(熊本)と対戦した。

 前半は0-2と苦しんだが、FW稗田幹太がキープ力と身体の強さを活かして攻撃の中心となっていた。その稗田やMF山口祐二朗らがボールを繋ぎ、MF雨水蓮翔やMF重松楽九がドリブルでゴール方向へ切れ込む。また、DF井手晴也の左足キックもアクセントに攻め返していた。
FW稗田幹太は強気の仕掛けなど前線で存在感のある動き
 栗山が「ハーフタイムのところでみんなでミスの修正とかを声掛け合って、全員が積極的にやっていたので、そこでミスは修正できたのかなと思います。前半と違って落ち着いて周りを見てボールを回せたので、そこは良かったと思います」と説明する後半、14分に交代出場MF岡本裕輝が追撃ゴールを奪う。

 一時突き放されたが、DF冨田宗暉が際の強さを見せ、DF假屋朋希が最終ラインの中央で守りを引き締める。そして、試合終了間際に山口がGKをかわして左足でゴール。2-3で敗れたものの、前向きな試合となったようだ。
ゲームメーカーのMF山口祐ニ朗は試合終了間際に左足でゴール
 栗山は攻撃以上に守備を得意とするボランチ。MFエンゴロ・カンテのようにボールを刈り取り、しっかりと繋げる選手になることを目指している。この日の前半は動きが重かったというが、「後半は慣れてきて、どんどん動けるようになったんで、それを前半からやれるようにアップをもっと頑張っていきたいと思います」。90分ゲームの戦い、準備の仕方も学ぶ試合になった。

「今年の(佐賀東の)1年生は凄く個性が強くて、日常生活ではちょっとバラバラになってしまうところがあるんですけど、サッカーってなったらみんな真剣にやっていて、一人ひとりが自分の意見を言い合えるっていうところが いいチームだと思います」と栗山。続く神村学園高(鹿児島)戦(6日)も敗れたが、雨水の先制ゴールと岡本の2試合連続ゴールなどによって2-3の接戦を演じ、自力を示している。

 栗山は「みんなで球蹴男児優勝という目標を掲げて頑張っています。3年間の目標は国立に立って選手権優勝できるように頑張ることです」。チームの歴史を変えることは簡単なことではない。それでも、個性の強いチームメートと一緒に切磋琢磨。日常のトレーニングや球蹴男児U-16リーグで力を磨く。
MF岡本裕輝は開幕戦から2試合連続ゴール
(取材・文 吉田太郎)

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