タイの代理出産問題、仲介業者は1年前にインターポールと日本大使館に警告していた!
Global News Asia / 2014年8月15日 9時34分
2014年8月14日、日本人男性による複数の代理母に関する問題で、仲介したいわゆるブローカー業者ニューライフが、昨年のうちにその日本人男性の異常な要求に不信感を抱き、国際刑事警察機構(インターポール)へ警鐘を送っていたことが、タイのメディアで報じられた。
ニューライフは、アメリカを拠点に、タイの他、インド、ポーランド、南アフリカ、メキシコに支部を持つ。
ニューライフは本来、慈善事業として不妊に悩む夫婦などへ代理母の紹介や精子や卵子の凍結保存などを行なっている。代表を務めるメリアム・ククナシュウィリ女史は、この日本人男性から、1年に10人もの子どもが欲しいという希望を聞き、不信感を抱いていた。
日本人男性はその時、多くの凍結精子を保存していると話していたという。彼は、1年に10人の子どもを望んだ。そして、その後、6人の子どもをもうけたが、さらに多くの子どもを望んでいた。
ニューライフのメリアム・ククナシュウィリ女史は、日本人男性の意向を聞き入れつつ、念のため、人身売買の懸念を払拭するために国際刑事警察機構(インターポール)へ警告を送り、照会を求めた。タイの英字紙では、2013年8月3日付けの書類を確認している。
しかし、国際刑事警察機構(インターポール)からの反応は全くなかった。
また同時に、BBC、CNNなどのマスコミと在タイ日本大使館へも警告を送ったという。
ニューライフは、日本人男性と代理母の仲介役のみをしていたと強調し、実際の施術は、タイ人医師によって行なわれたと主張している。
ニューライフのメリアム・ククナシュウィリ女史は、この医師にも直接電話して、日本人男性には疑わしい点が多いことを警告していた。
しかし、医師はそれを聞き入れず、日本人男性の希望通りに施術を続けたという。
タイでは、代理母を禁止する法律はないものの、医師会では、商業的な行為をしないことを申し合わせていた。タイの保健省はこの医師を刑事告発することを決めている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】
この記事に関連するニュース
-
親の性別変更後に生まれた子、親子関係認められるか 最高裁で弁論
日テレNEWS NNN / 2024年5月31日 17時41分
-
「父親でも母親でもいい」性別変更した女性が自分の凍結精子でもうけた実子との法的な親子関係求める裁判で最高裁で弁論 認めなかった2審判決見直しの可能性
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月31日 16時25分
-
両立が過酷すぎる不妊治療と仕事 「一人で背負うなら無理」 経済支援だけで埋められぬ溝 私たちが不妊と向き合った理由
産経ニュース / 2024年5月29日 12時0分
-
アングル:1日1食で軟禁、騙されネット詐欺の実行役になるインド人労働者
ロイター / 2024年5月22日 12時47分
-
【少子化対策】男性が将来のために自分自身の精子を保存する『精子凍結みらいバンク(TM)』サービス提供開始 ミツボシプロダクトプラニング(株)
PR TIMES / 2024年5月13日 14時45分
ランキング
-
1日韓豪防衛相が初会合、背景に中国の脅威と米戦略の転換 日韓はフリゲート艦受注競争も
産経ニュース / 2024年6月2日 19時7分
-
2北朝鮮から韓国への「汚物風船」720個に、高官「正常な国家としては想像できない挑発」
読売新聞 / 2024年6月2日 19時2分
-
3ゼレンスキー氏、中国を批判=平和サミットに参加呼び掛け―アジア安保会議閉幕
時事通信 / 2024年6月2日 18時15分
-
4逆さま星条旗で有罪評決に抗議 トランプ氏支持者、陪審員脅迫も
共同通信 / 2024年6月2日 17時0分
-
5北朝鮮が「汚物風船」の暫定的中止を発表、720個飛来した韓国の「報復措置着手」を受けて対応
読売新聞 / 2024年6月2日 23時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください