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一人暮らしの78歳女性「サ高住で楽しく安心して暮らしたい」が…注意すべき「想定外の出費」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月27日 20時15分

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(※写真はイメージです/PIXTA)

一人暮らしに不安を感じ、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に興味を持った78歳の女性。サービスに魅力を感じる一方で、出費をネックに感じてもいます。この記事では、サ高住での生活にかかる費用についてご紹介していきます。

サ高住に興味をもった78歳女性「費用面がネック」

美智子さん(仮名/78歳)は数年前に夫を亡くし、現在は自宅にて一人暮らしをしています。しかし高齢になるにつれて、一人での生活に不安を感じるようになってきました。住まいの安全確保のほか、日常生活の中で様々な支援が受けられたら……と考えるようになった美智子さん。情報を集め、サービス付き高齢者向け住宅に興味をもちました。

サービス付き高齢者向け住宅、通称「サ高住」とは、高齢者が自身のペースで生活を送りながらも、スタッフによる安否確認や生活相談などのサービスを受けられる住宅です。施設内には共通の施設やイベントが用意されており、仲間との交流や趣味の共有もできます。

美智子さんは、自分のペースで生活を送りながらも、必要な時にはスタッフのサポートが受けられる環境を魅力的に感じました。孤独を感じることなく、共通の趣味や興味をもつ仲間と交流する機会ももてたらと考えています。

しかしネックとなるのが、費用が高額であること。年金収入や貯蓄、夫の遺した財産はあるとはいえ、生活費全体で負担が大きいと感じています。

サ高住での生活に必要となる費用として、まずは初期費用が挙げられます。初期費用の内訳は、入居金や敷金、礼金などです。パンフレットには基本的な項目が記載されていますが、施設によっては管理費に安否確認サービスや生活支援サービス費、水道光熱費が含まれない場合や、食費が記載されていないこともあります。費用については、入居前に直接詳細に確認しておくことをおすすめします。

最近では、体験入居が可能なサービス付き高齢者向け住宅も増えています。実際の生活環境やサービス内容を体験し、自分に合う環境かどうか確認しておくと安心できるでしょう。

入居後には、月々の家賃や管理費、サービス利用料などがかかります。施設や提供されるサービス内容によって異なりますが、数十万円から数百万円の範囲内であることが一般的です。そのほか、食費や日常の消耗品、趣味やレクリエーションなどにかかる費用などの生活費もかかる場合があります。

「入居時には想定できない」費用も存在

また、サ高住は、原則として60歳以上の自立可能な高齢者を対象としています。そのため介護サービスが必要になった場合は別途契約が必要です。

介護サービスの追加のほか、途中で家賃が値上げされることもあり得ます。よって、入居当初に想定していた額以上の額が、将来かかる可能性もあります。こうした「想定外の出費」も想定し、余裕のある資金が必要です。

全体的に見ると、サービス付き高齢者向け住宅に入居するためには、数百万円から数千万円の蓄えが必要になることがあります。地域や施設によって異なるため、具体的な金額や費用の詳細は、入居を検討する際に各施設に直接問い合わせておくことが重要です。

美智子さんは、家族と相談しながら、費用面を考慮した上で将来の住まいを検討しています。生活の質や安心感を重視しつつ、経済的な面も見据えた選択をすることが彼女の目標です。

こうした悩みは、多くの人がこの先直面することになる問題です。適切な住まいの選択は、生活の質のために非常に重要な要素。事前に入念な情報収集や相談、体験入居をして、自分に合った環境を最大限見極めましょう。

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