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廃棄される着物・帯を再利用したサステナブル素材「ohariko」

IGNITE / 2022年1月16日 22時30分

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日本リユースシステムは、廃棄着物や帯を利用したサステナブル素材Kimono Upcycle Cloth「ohariko」の流通をカンボジア王国で開始した。

正しい保管状況であれば100年以上も持つと言われている日本の着物。本来廃棄されるはずだった着物が、カタチを変えて世界で再利用される。

■サステナブルなビジネスを運営する日本リユースシステム
日本リユースシステムは、「三方よし」を企業理念に、「捨てさせない屋」として様々なモノやコトを活かし、社会に貢献するサステナブルなビジネスを運営。

現在は約30の国や地域と取引を行い、日本や世界で不要になったモノやコトを、既存の常識にはとらわれない新しい視点や方法で、必要とされる人の元で活かしている。

主な事業としては、「第3回ジャパンSDGsアワード」で特別賞を受賞した「古着deワクチン」や、「環境 人づくり企業大賞2019」で環境大臣賞(最優秀賞)を受賞した「お針子事業」がある。

■着物や帯を国内外で活用するお針子事業

日本の家庭には推定で約7億点もの着物や帯が眠っているとされているが「着る機会がない」「手入れが大変」といった様々な理由で、年々右肩上がりで廃棄されている。

そのような着物や帯を、アップサイクルの観点から生地素材として国内外で活用し、SDGsに貢献しながら資源循環社会を目指すのが「お針子事業」だ。

■廃棄される着物・帯をモノづくり用の素材として利用

そんな「お針子事業」では、様々な理由で廃棄されている着物や帯から生地素材Kimono Upcycle Cloth「ohariko」を製造し、それらを利用したサステナブルなモノづくりを世界中で提案。

今回、カンボジア王国にてKimono Upcycle Cloth「ohariko」の流通を開始すると共に、この素材を利用したモノづくりを行うパートナーを募集している。

今回の取り組みにより、廃棄される着物や帯の削減を促進していくと共に、カンボジア王国におけるSDGsの認知拡大とサステナブルなモノづくりの輪を広げていく。

日本の伝統技術「洗い張り」を応用した生地素材Kimono Upcycle Cloth「ohariko」は、日本やモンゴル国の障がいを持つ人や、経済的に困難な立場にあるシングルマザーなどと連携し製造。

完成した生地は、ハンドメイドユーザーやアパレルブランドのモノづくり用の素材として、現在モンゴル、日本、カンボジア、ドイツなど様々な国で利用されていると共に、北欧諸国での流通を目指している。

お針子事業の取り組みにより、2017年1⽉から累計で415,320着ものゴミとされていた着物や帯を活かすと共に、SDGsの10の目標達成に貢献している。

未来へつながる新しい事業に注目したい。

日本リユースシステム:http://www.nrscorp.jp

(hachi)

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