『スト6』で追加される「豪鬼」ってどんなキャラ?殺意の波動に目覚めた“拳を極めし者”をざっくり解説
インサイド / 2024年4月27日 10時0分
来たる5月1日から5月6日、愛知県蒲郡市のリゾート施設「ラグーナテンボス」内にあるリアルバトルハブにてプレイアブルキャラクター「豪鬼」の世界初試遊が行われます。
「ときど」を始めとする何人ものトッププロが愛するキャラクターであり、「ストリートファイター」シリーズといえば彼のことを思い出す人も多いはずです。とはいえ『ストリートファイター6』から入ったプレイヤーはそんな豪鬼に対して、「一体どんなキャラなんだ?」と思われることでしょう。
そこで今回は、豪鬼についてざっくりと紹介します。これを読めばあなたも「殺意の波動」に目覚めるかも?
◆「豪鬼」は、殺意の波動に目覚めた“拳を極めし者”
豪鬼はリュウとケンの師匠である「剛拳」の実弟であり、「殺意の波動」というオーラをまとった格闘家です。純粋な勝負のなかに己の答えを見つけ出そうとするリュウと違い、豪鬼は格闘家との戦いを「死合い」と呼び、そのまま相手を殺してしまうこともあるほど恐ろしい男なのです。
事実、自分の中に目覚めつつある殺意の波動を覚醒させるために、自身と剛拳の師匠である「轟鉄」をも葬っています。その際に奪った数珠を首に掛けているのは、彼なりの供養なのでしょうか……?
◆豪鬼はどんなタイトルに登場する? ゲスト出演も多い人気者
初出はアーケードにて1994年に稼働し始めた『ストII』シリーズの完結作『スーパーストリートファイターIIX』。アーケードモードではノーコンティニュー(に加えていくつかの条件を満たす)でベガ戦まで進むと現れ、VSモードでは特殊なコマンドを入れると使用できます。
筆者も久しぶりに『スパIIX』を起動してアーケードで豪鬼と戦おうとしましたが、この頃のアーケードモードの難しさたるや……豪鬼に辿り着く前に、道中の春麗やサガットに勝てませんでした……。
以降のメジャーなシリーズタイトルにはすべて参戦しています。たとえば『ストリートファイターZERO』シリーズ。本シリーズから豪鬼の代名詞となる「瞬獄殺」や「百鬼襲」など多くの技が初登場します。
直前のシリーズ作『ストリートファイターV』にも参戦しています。クリティカルアーツ(いわゆる“超必殺技”に相当)である「赤鴉空裂破」はシビれるほどかっこいいので是非一度見てみてください。
また『ストV』史上最高の試合とも称されることがある「EVO 2017」での「ときど(豪鬼) 対 Punk(カリン)」の試合も必見です。
この時の心境は、格ゲーマー「どぐら」のYouTubeチャンネルで、ときど本人が語っているので、こちらもあわせてチェックしてみましょう。
豪鬼は殺人拳の使い手ということで、硬派でシリアスなイメージがありますが割とフットワークが軽く、色々な作品とのコラボに出演するのも魅力のひとつです。たとえば『鉄拳7』に出演した時は、メインのキャラクターたちが地道な殴り合いをしている中、ひとりだけ遠くから波動拳を撃ちまくれるキャラとして猛威を振るいました。
また、『サイバーボッツ』では零豪鬼、『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』ではメカ豪鬼という名前で、サイボーグ化した状態で参戦しています。とんでもない高度から大量の波動拳を射出している姿を見ると、こいつが『スト6』に参戦する可能性はゼロだと考えて良さそうですね……。
◆戦い方は自由自在、豪鬼の必殺技を予習しよう
豪鬼は波動・昇龍・突進といった基本技を持つ、いわゆる「道着キャラクター」ですが、体力が少ない分トリッキーな行動が取れるという調整が伝統となっています。そんな豪鬼の代名詞とも言える技を見ていきましょう。
【瞬獄殺】
皆大好き、瞬獄殺です。「一瞬千撃」と口上を述べ、地上を滑りながら相手を掴み、画面が暗転しているうちに何発も打撃を入れるというロマンの塊みたいな技ですね。別に1000HITしないところも含めて最高です。
コマンドは「弱P・弱P・→・弱K・大P」(作品により多少異なる)と、非常に特殊です。まさしく格ゲーのコマンドといった、難しさと押し心地の良さに溢れた技となっています。ただし入力に慣れないうちは、豪鬼が弱パンチや弱キックを連打しまくるので、とてもダサいですが……。
【斬空波動拳】
空中から地上に向けて波動拳を繰り出す必殺技です。ボタンを押した強度によって角度が変わるのが特徴ですね。
子どもの頃、リュウと違って空中でも波動拳が出せるゴウキを見て「こんな発想があったか」と、とてもシビれた覚えがあります。懐かしいですね……。
【百鬼襲】
空中に飛び上がり、上中下段攻撃や投げに移行する非常に強力な必殺技です。キャミィのフーリガン・コンビネーションに近いものですね。
『スト6』ではこの手の派生技が以前のシリーズに比べると発生が遅くなっている印象があり、今回も意識していればどうにか対抗できる速度なのではと予想されますが、どうなるでしょうか?
◆あらためて『スト6』のトレーラーを確認してみよう
か、かっこいい……!!
恐らく『ストリートファイターZERO2』に登場した獄炎島らしき場所で、仏像を相手に己の拳を打ち付けている豪鬼。仏像の頭をぶん殴るというとても不遜な行動から、豪昇龍は今作も使用できるようですが、豪波動のほうはポーズに留まっています。まさか弾キャラではない? と邪推できなくもない内容ですね。
ナレーションからするに、今回も拳の道を極めるために修行を続けているようです。ワールドツアーモードでは師匠として登場する予定ですが、彼からは殺意の波動の極意が学べるのでしょうか? 妄想が膨らみます。
また、豪鬼はいつも直前のシリーズ作で次の超必殺技をお披露目するというジンクスがあり『ストリートファイターV』でネカリを内側から爆殺した「無道天衝」は、確実に次のSA1からSA3のどこかに入ってくると思われます。
果たして『スト6』の豪鬼はどんなキャラクターなのか?どういう性能をしているのか?気になる方は、GWにリアルバトルハブに急げ~!
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