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iPhone/iPadのGPS位置情報を自由に変更できる「EaseUS MobiAnyGo」レビュー

ITライフハック / 2021年2月26日 16時30分

写真



スマートフォンにはGPSが内蔵されており、現在地の位置情報を取得することが可能である。写真アプリや地図アプリ、SNS、乗り換え案内アプリ、「Pokemon GO」をはじめとする位置情報ゲームなど、さまざまなアプリで位置情報を利用しているのだが、プライバシーやセキュリティを守るために、本当の位置情報を隠したい場合がある(写真に撮影場所の位置情報が入ってしまうなど)。また、出会い系アプリなども、自分の位置情報を元にマッチングが行われるため、位置情報を積極的に変えることで、より多くの人とマッチングできるようになる。位置情報ゲームでも、位置情報を変更できれば、より効率の良い攻略が可能になる(ただし、位置情報ゲームでは規約でツールを用いた位置情報の変更が禁じられていることが多いので、注意が必要だ)。

このようなGPS位置情報を自由に変更したいというニーズに応えるために作られたツールが、位置情報偽装ツールと呼ばれるツールである。iPhone/iPad用の位置情報偽装ツールにもさまざまなものがあるが、その中でも使い勝手の良さで人気を集めているのが、「EaseUS MobiAnyGo」(以下、MobiAnyGo)である。EaseUS社は、2004年に創業した中国のソフトウェア開発会社であり、データ復旧やデータバックアップ、パーティション管理などのツールを開発・販売している。

MobiAnyGo自体は、Windowsで動作するツールであり、iPhone/iPadとケーブルで接続して利用する。対応OSは、Windows側がWindows 10/8.1/8/7対応、iPhone/iPad側がiOS 14/13/12/11/10/9となっており、現行機種はほぼ全て対応しているといってよいだろう。

■場所を指定してテレポートだけでなく複数スポット間での走行も模擬できる
MobiAnyGoは、使い方も簡単だ。ソフトをインストールして起動したら、USBケーブルでPCとiPhone/iPadを接続し、「スタート」をクリックする。地図が表示され、現在地が表示される。MobiAnyGoでは、「テレポートモード」「2か所モード」「マルチスポットモード」の3種類の位置情報変更モードが用意されていることも特長だ。

テレポートモードは、最もシンプルなモードで、指定した場所に現在の位置情報を変更できるというものだ。場所の指定は地図をドラッグしたり、拡大縮小を行って、直接地図上をクリックすることで可能だ。もちろん、住所を指定したり、語句検索で指定することもできる。テレポートしたい場所が決まったら、「移動」ボタンをクリックすることで、iPhone/iPadのGPS位置情報を変更できる。試しに、山中湖近辺に移動させてみたところ、iPhone側のマップでも現在地が山中湖近辺になっていることが確認できた。一度、位置情報を変更したら、iPhone/iPadを再起動しない限り、その位置情報は有効である。

MobiAnyGo01
iPhoneやiPadをUSBケーブルで接続し、「スタート」をクリックする

MobiAnyGo02
山中湖近辺の場所を選択し、そこにテレポートした

IMG_0001
iPhone側でマップを開いてみると、現在地が先ほど指定した場所になっている
2か所モードは、始点と終点の2か所を指定して、始点から終点まで一定の速度での移動をシミュレートするモードだ。このモードが秀逸なのは、単に始点から終点まで、最短距離で移動するのではなく、実際の道路などに沿った経路が自動的に作成され、その経路に従って移動することだ。位置情報ゲームなどでは、実際の道路に沿って移動したかどうかを重視するものもあるので、現実的な移動をシミュレートしてくれるのはありがたい。また、移動速度も秒速1m(時速3.6km)から秒速10m(時速36km)の範囲で自由に変更できる。速度的には徒歩から都市部での車の移動速度をカバーする。移動中に一時停止させることも可能だ。

MobiAnyGo03
2か所モードでは、始点と終点を指定するだけで、自動的に道路に沿った経路が作成される

MobiAnyGo04
東京駅を出発して、夢の島競技場まで移動しているところ。現在位置が青い丸印で示されている。青い経路がこの先進んでいく経路、オレンジの経路がこれまでに移動した経路である
マルチスポットモードは、複数のスポットを指定し、それらのスポットを順番に回っていくモードだ。こちらのモードでは、道路に沿った経路が作成されるのではなく、各スポット間の最短距離がルートとなる。マルチスポットモードでも、移動速度は秒速1m(時速3.6km)から秒速10m(時速36km)の範囲で自由に変更できる。移動速度が早すぎると、エラーとしてはじかれるアプリもあるので、速度をきめ細かく設定できるのはありがたい。

MobiAnyGo05
マルチスポットモードでは、複数のスポットを指定して、そのスポットを巡回できる
また、MobiAnyGoでは、最大5台までのiPhone/iPadを管理できるので、iPhone/iPadを複数台所有しているユーザーにもありがたい。ユーザーインターフェースも直感的で分かりやすく、位置情報偽装ツールとしての完成度は高い。MobiAnyGoの体験版は無料でダウンロードできるが、フルに機能を使うには有償ライセンスが必要になる。有償ライセンスは1ヶ月間ライセンス、1年間ライセンス、永久ライセンスの3種類があるが、永久ライセンスでも4,790円(キャンペーン価格)とリーズナブルである。位置情報が重要なアプリを頻繁に利用するユーザーにはお勧めだ。
テクニカルライター 石井英男
■EaseUS MobiAnyGo

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