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男女同じデザインのジェンダーレス水着、一部リニューアルして今年も販売 生徒の声を受けて改良した点は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月8日 16時23分

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生徒が水泳授業に参加しやすくするために開発した(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 水泳用品などを手掛けるフットマーク(東京都墨田区)は5月8日、男女同じデザインのジェンダーレス水着を一部リニューアルして販売すると発表した。

 水着の正式名称は「男女共用セパレーツ水着」。生徒が性別を気にせず水泳の授業に参加しやすくすることを目的としており、肌の露出が少ない、体のラインが目立ちにくいといった特徴がある。

 同社がこの水着を開発したきっかけは、性の悩みを抱える生徒の「どんな水着を選べばいいか分からない」という声だった。学校現場でLGBTQへの関心が高まっていることも背景にある。

 さらに「肌の疾患が気になる」「手術跡を見せたくない」「日焼けしたくない」といった悩みの解決も狙っている。

 2022年6月に同社が水着の概要を発表した当初は、そのコンセプトが大きな話題となった。2022年度は公立中学校の3校がテスト販売を実施。2023年度は300校以上が導入し、2024年度は400校以上での採用を見込んでいるという。

 今回のリニューアルでは、「上着1枚だけで着るのは不安」という声を受けて、バストをサポートするインナーを新たに開発。上着の下に着用できるようにした。また、各自の体形に合わせられるように、上下別のサイズを選択可能とした。このように、実際に着用した生徒の声を受け、細部にこだわって改良したという。

 価格はトップスが3630円~、パンツが3080円~、トップスインナーが2200円~となっている(いずれも希望小売価格)。学校指定用品として販売するだけでなく、学校用品店、スポーツ店、フットマーク直営サイト、楽天公式オンラインショップでも展開する。

 2023年度に着用した生徒からは「日焼けをするのが嫌でこの水着を選んだ」「アトピーで肌が弱いのでこういうのが着たかった」「(はっ水加工で)水をはじくから、ぴったりしてなくても泳ぎやすい」「(布面積が大きいので)プールサイドでも寒くないのがうれしい」といった声が寄せられたという。

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