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スマホのバッテリー切れでもSuicaで改札通過できる? iPhoneで検証してみた

ITmedia Mobile / 2024年4月27日 10時5分

 一方で、iPhone 7/iPhone 7 Plusの日本市場向けモデル、iPhone 8/iPhone 8 Plus、iPhone X(以下、FeliCa対応の最初期機種)では、電源が切られた状態で改札を通過することはできない。利用者自らが故意に電源をオフにした場合は、予備電力機能付きエクスプレスモード対応機種でも、同機能を使えない。

●最長5時間利用できるエクスプレスカードは便利

 その挙動を確かめるべく、自宅から品川へ行き、試すことにした。繰り返しにはなるが、事前に自分の端末が対応端末か否かを調べた方がよい。関東圏の自宅から品川までの距離は約30km、移動にかかる時間は片道40分ほど。こちらはドア・ツー・ドアではなく、電車移動のみとしている。

 移動の前日にYouTubeの動画を再生し続け、Slackなどの通知を受けて、Zoomでミーティングをしたら、翌日10時にはiPhone 15 Pro Maxの電源が切れてしまった。検証はこのまま充電せずに放置した状態から始める。

 筆者は11時発の品川行きにの電車に乗車し、40分後の11時40分に品川駅に到着。ホームから歩いて改札へ行くまでに3分程度かかったので、11時43分頃に改札を出たことになる。乗車駅/降車駅の改札を問題なく通過できた。

 品川での用事を終えたのは14時50分頃。15時に品川から自宅まで戻る際も改札を問題なく通過できた。自宅に到着したのが16時なので、移動と用事にこれ以上の時間を要すると、「最長5時間利用できるエクスプレスカード」は利用できないということだ。

 今回の検証では、電源が切れたiPhone 15 Pro Maxでも、車内のグリーンアテンダントを介し、iPhone 15 Pro MaxのSuica残高で紙のグリーン券を購入できること、駅構内のチャージ専用機にてチャージできることも分かった。

 モバイルバッテリーを持っていれば、iPhoneを充電すればよいことなので、改札通過の可否などを気にせずに済む。逆にiPhone(FeliCa対応の最初期機種を除く)ユーザーでモバイルバッテリーが手元になく、モバイルバッテリーのシェアリングサービスが移動圏内ない場合は、今回の最長5時間利用できるエクスプレスカードを覚えておくとよい。

●Apple Watchには予備電力はない

 残るApple Watchは予備電力機能付きエクスプレスモードに対応していないため、バッテリーが切れるとFeliCaそのものが使えなくなる。バッテリー切れを心配する人は、モバイルSuicaかつおサイフケータイ対応のAndroidスマートフォン、またはiPhoneを利用するとよい。

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