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イオンモバイルが異例の“200GBプラン”を提供する狙い 金融連携サービスも強化で大手キャリアに対抗しうる存在に

ITmedia Mobile / 2024年5月7日 12時59分

井原氏 シェアにするとARPU(1ユーザーあたりの平均収入)が下がるのか、皆さんやめていきました。確かに単価は下がるかもしれませんが、僕らはそういう考え方をしていません。

―― 料金改定と同時に、シェアを組める回線数の上限を8回線まで上げました。その理由を教えてください。

井原氏 もともとお客さまから5回線では足りないと言われていたことがあります。自分の家族と両親まで入れると、5回線では足りない。子どもは外して大手キャリアにしようかというお声もありました。イオンモバイルには「イオンモバイルひろば」というコミュニケーションサイトがありますが、ここでも上限が足りないと言われていました。

 また、1人で2枚のSIMを使う方もいます。auの通信障害があったときに、他のキャリアを持った方がいいという話が出ましたが、イオンモバイルであればドコモ回線とau回線でのシェアもできます。

間野氏 大容量は、50GBを始めたときにも「誰が使うの?」という声はありましたが、1人あたりのデータ量はこれからも増えていきます。8回線をフルで組み、仮に1人平均20GBだとすると、160GBになってしまいます。3月までの50GBでは到底足りない。今後どうなるかはまだ明確に決まっていないところがありますが、5G SA次第では利用量もさらに増えていきます。5、6年後には、200GBの在り方も今とだいぶ違っているかもしれない。従業員が前向きに考え、お客さまに提案する力を持つべきだと思っています。

―― 1人あたりの容量を区切れるので、使い勝手はいいですね。

井原氏 実はあれもお客さまの意見を反映したものです。子どもが使いすぎるから(シェアから)外さないといけないので、何とからならないかとインタビューで言われ、間野とも相談して導入しています。システム上、データ容量を消費しない低速モードがありますが、そこに強制変更するようにして、1人あたりの容量を設定できるようにしています。

●50GBだと足りないのでイオンモバイルにしていなかったという人も

―― くりこしが可能なのもイオンモバイルの特徴ですが、発表会では1GBと20GBを行き来しているユーザーが多いというお話をしていました。なかなかスキルが高いと思いますが、なぜここに気付く人が多いのでしょうか。

井原氏 計算して分かるようなものはお出ししていますし、昨年(2023年)システム化したスマホメンテナンスもあります。あれは、どれぐらい使っているかがぱっと見で分かるようにしています。くりこしの提案やプラン変更の提案のようなことも、もう少しお客さまにお伝えしていきたいですね。

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