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“NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート

ITmedia PC USER / 2024年5月9日 19時0分

●“メタバース・スクール”なレノボ・ジャパンブース

 レノボ・ジャパンは、登校するのが難しい児童や生徒向けに展開していた「メタバース・スクール」を発展させ、学級閉鎖といった状況でも活用できるサービスとして提案していた。

 不登校の児童や生徒を支援するメタバース・スクールでは、学びの「教室エリア」の座席数が少なく、会話エリアなどとスペース配分が同程度だった。今回の展示では、大人数に対応できるように教室エリアが大きく取られていたのが印象的だった。

 STEAM教育に対応した小中学生向け、高等学校向けプログラミング学習ツールも展示していた。こちらもメタバース・スクール同様、Webブラウザ上で動くため、端末を問わず使えるのが特徴だ。

 これまでのGIGAスクール構想では、(メーカーを問わず)予想以上にデバイスが破損するという課題が全国的に浮き彫りになった。そこでレノボはNEXT GIGAに向け、頑丈なChromebook「Lenovo 14e Chromebook Gen 3」などを展示していた。

●文教分野への導入実績が高いASUS JAPANブース

 ASUS JAPANブースは2エリアに分かれていた。片方は現行モデルや新製品の実機展示、他はパートナー企業のソリューション展示だ。

 文教分野におけるASUS製品の導入シェア率はNo.1で、全国1500校に上るという。最も人気を集めているのがタブレットタイプの「ASUS Chromebook Detachable CM3(CM3000)」で、約500校が導入しているという。

 ディスプレイが360度回転するフリップタイプも人気だ。天板にゴム製バンパーを、タブレットタイプはオプションのバンパー内蔵カバーを用意するなど、多少乱暴に扱っても壊れない頑丈さを持たせている。最長6年保証を用意しており、万が一壊れたときでも親の出費が少なくて済むのがありがたい。

 2025年度の導入を目指す、新製品の「ASUS Chromebook Flip CZ1(CZ1104)」も展示していた。CPUはMediaTek Kompanio 520(8186)、メモリは4GBまたは8GBのLPDDR4X、ストレージは64GBのeMMCで、ディスプレイサイズは11.6型だ。

 開発段階のサンプル機とのことだが、天板部に搭載したゴム製ダンパーで頑丈になっていると感じた。

 パートナー企業エリアでは、授業支援プラットフォーム「Win Bird 授業支援」が展示されていた。これは教育向けソフトウェアを手掛けるウィンバードが提供するソリューションで、授業中に児童や生徒たちのデスクトップ全体をモニタリングしたり、教師側端末のデスクトップをクラス内の生徒の端末に表示させたりすることで、授業の主導権を教師が握れるようにするもの。

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