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あなたは大阪・関西万博の本当の意義・意味を知っているか?【日本経済をターンアラウンドする!】その23

Japan In-depth / 2024年4月21日 12時6分

第二に、SDGsの意義の再確認になる。開催の意義として「SDGs 達成・SDGs+beyondへの飛躍の機会」と明記されている。「大阪・関西万博が開催される2025年は、SDGs の目標年である2030年の5年前であり、SDGs達成に向けたこれまでの進捗状況を確認し、その達成に向けた取組を加速させる絶好の機会となる」と基本計画に謳われている。その通りなのだ。





地球環境は待ったなしであり、地球温暖化のリスクは実感レベルでも共有されている。「スイスの気候変動対策は人権侵害」として欧州人権裁判所が異例の判決をしているし、気候変動対策への期待も世界レベルが広がっている。地球温暖化や二酸化炭素の排出についての問題に対して、世界はどのようにしていくべきなのか、市民はどう行動していくべきか、を再度提起できるであろう。





第三に、世界への日本の価値の発信である。日本社会は色々問題があるものの、それなりの信頼を世界から得ていることも確かだ。資本主義経済をもとにした西側諸国の中心国で、外交は対米追従外交一辺倒ではある。しかし、中東情勢に見るような二枚舌外交はしていないし、平和の価値の発信や独自性の強い文化やその「感性」には評価が高い。世界のブランドランキングも非常に高い。日本人自身が明るい未来を描けなくなり、「オワコン」として見てはいるが、世界は、整然としたところ、清潔なところ、治安の良さ、皆で我慢し合って協力し合って生きている日本の独自のスタイルを評価しているのだ。自然の恵み、美味しい料理、独創的な文化資源、こうした素晴らしい価値を持っている。





特に、大阪というと「商人道」である。「商売は正直と倹約の心を持って行い、得た利益は、最終的に世の中のために役立てる」という考え方で、持続可能な経営の理念の世界的な発祥地みたいなものである。





SDGsの価値は既に、大阪、関西商人の生きるべき道であったわけだ。石田梅岩が江戸時代中期に「道徳と経済の両立」の理念を全国に広め、江戸時代以来の日本経済の精神的基礎になっている。「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方よし」という近江商人の心得もその発展形と言っても過言ではない。













▲写真 石田梅岩像、亀岡駅にて(筆者撮影)





■ 万博はチャンス!









▲写真 万博会場の夢洲(筆者撮影)





テーマの下部に位置するサブテーマとして3つが挙げられている。





・Saving Lives(いのちを救う):公衆衛生の改善による感染症対策、防災・減災の取組による安全 の確保、自然との共生





・Empowering Lives(いのちに力を与える):「生活」を豊かにする、可能性を広げる





・Connecting Lives(いのちをつなぐ):情報通信技術(ICT)を活 用した質の高い遠隔教育の提供、スポーツや食を通じた健康寿命の延伸、AIやロボティクスの活用による人間の 可能性の拡張





さらに、基本計画によると、Society5.0実現に向けた実証の機会としての意義も記載されているように、万博は諸課題の解決策を提示していくチャンスなのだ。日本経済復活を世界に打ち出すチャンスにもなる。岸田政権と万博事務局に期待したい。





トップ写真:万博会場の夢洲(筆者撮影)




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