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【海外発!Breaking News】腹部に7.7キロの巨大な悪性腫瘍を抱えていても無症状だった29歳女性 「自分の体に耳を傾けて」(米)

TechinsightJapan / 2021年10月16日 6時0分

アマンダさんの腹部には、幅33センチもある巨大ながん性腫瘍があると判明した。明らかになった診断名は“脂肪肉腫”というもので、脂肪を含んだ細胞が悪性化したと考えられている悪性腫瘍だ。アメリカ国内での患者数は毎年2千人程度の珍しいものだ。

この診断から6日後、アマンダさんはテキサス州フォートワースにある病院「Baylor University Medical Center」にて腫瘍の摘出手術を受けた。お腹にあった大きな腫瘍は、右側の腎臓と副腎を巻き込むように成長していた。これによりアマンダさんは腫瘍の摘出と同時に、右側の腎臓と副腎の一部も摘出することになってしまった。



取り出した腫瘍は17ポンド(約7.7キロ)もあり、摘出当時の動画には執刀医が両手で抱えるようにして腫瘍を持ち上げる姿もあった。

アマンダさんは「術後に目が覚めて腫瘍の重さを聞いた時、『薬のせいで聞き間違えたのかな?』と思いましたよ。大きすぎますよね」と自身の体から出てきたものに驚愕していた。

担当医によると巨大な腫瘍は他の場所に転移している様子はなく、アマンダさんは化学療法や放射線治療を受ける必要もなかったので、手術から5日後には退院することができた。

その後、外出できるほどにまで回復したアマンダさんは「退院してから胃腸の調子は良いですよ。このお腹を小さくするために避けていた食べ物も、今では食べることができています」と話し、自分の体の声に耳を傾けることの重要性を訴えている。



アマンダさんは、病院が“自分を疑うことで死なないで(don’t die of doubt)”と呼び掛けていると話す。これは自分の体に異常を感じているが「まさかそんなことはないだろう」と身体の警告を無視して病院に行かないことが原因で亡くなるケースが多発していることに起因する。

アマンダさんの主治医であるロバート・メンネルさん(Robert Mennel)は、このように語っている。

「今回のような肉腫は若年層に発生する傾向が高く、多くの場合が自覚することすら難しい程度の症状しか現れません。20代の人が腹部の違和感を訴えて受診したとしても、ほとんどの医師はそのうち治るだろうと軽く考えるでしょう。」

「来院した人全員に精密検査を行うことはできませんが、何かおかしいと思ったら粘り強く検査を続けてください。そして経験豊富で、自分がやっていることをよく理解している医者のもとへ行くようにしてください。」

画像は『ABC News 2021年10月14日付「Woman who struggled for months with weight gain diagnosed with 17-pound cancerous tumor」(Courtesy Amanda Shoultz)』『Matt Howerton 2021年10月7日付Twitter「At 10 on @wfaa, her message is very simple: listen to your body and follow your gut.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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