42歳で子宮全摘を決意。葛藤の中で気づいた「産みたくない」という気持ち
女子SPA! / 2023年3月29日 17時48分
写真はイメージです(以下同じ)
「子宮筋腫」という病気について、子宮を持つ女性なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。「子宮筋腫」とは、子宮の筋層に発生する良性の腫瘍のこと。私はこの病気と、15年ほど付き合い続けています。
そんな中、筋腫が増発し日常生活に支障が出てきたため、ついに42歳の今、子宮を全摘する手術を決心しました。まだ子どもを生もうと思えば生める歳。心を決めるまでに、2年かかりました。
今回は、子宮全摘を決めるまでの葛藤と、決意した理由についてつづりたいと思います。今、選択を迷っている方の一助となれば幸いです。
◆夫の病気で通院を後回しに…
子宮筋腫の存在を初めて知ったのは、25歳頃。しかし、30代に差し掛かる頃、健康診断で筋腫を指摘され、要検査の結果が出たことで、近くの婦人科を受診することに。状況によっては手術が必要かもしれない、ということで大きな病院を紹介され、その時初めて「手術」が選択肢として挙げられるようになりました。
たしかに、生理の出血量が徐々に増えていて、多い日は夜用のナプキンでも2時間持たないほど。日常的に貧血を起こしてもいたので、医師には手術を強く推され、手術をすることにしました。
その頃は、機会があれば結婚して子どもを持つことを考えていたので、筋腫のみの摘出術を希望。33歳の秋に一度目の手術をしました。
とはいえ、医師からは「再発する可能性が高い」と告げられており、半年ごとに経過観察をすることに。しかし、36歳の時に当時の夫が脳梗塞とがんに侵され闘病を始めたことで、自身の通院を後回しにしてしまいました。
夫が亡くなった後、40歳になってようやく婦人科に行ったところ、すでに手術が必要なほど、筋腫の数と大きさが増えてしまい、背骨の先に当たるほど、子宮が大きくなってしまっていたのです。
◆医師から言われた衝撃的な一言
まず衝撃だったのは、医師に妊娠の希望について問われた時。夫が亡くなったばかりであることを告げると、「じゃあもう子宮はいらないですかね」と医師にサラッと言われたのです。さすがにショッキングで、かろうじて「少し考えさせてもらっていいですか」と言うにとどまり、病院を後にしました。
たしかに、当時は夫を亡くしたばかりで恋人もいない状況だったので、子どもを作るという選択自体、ありませんでした。とはいえ、その時の段階で、自分から妊娠の機能をゼロにするという選択はできなかったのです。
この記事に関連するニュース
-
〈フランスでは約800円なのに…〉日本のアフターピルはなぜ高額なの? 意外と知らない「経口中絶薬との違い」
CREA WEB / 2024年6月1日 11時0分
-
"余命1年半"からダンスに挑戦 『子宮頸がん』闘病中の女性が笑顔でステップ「来年もみんなと一緒に踊りたい」
MBSニュース / 2024年5月27日 12時18分
-
「撮ってよかった」乳がんで左胸全摘も翌年に再発、藤原宏美の迷いを払拭したセミヌード撮影
週刊女性PRIME / 2024年5月25日 16時0分
-
藤あや子さんは全摘を選択…子宮体がんは低用量ピルで発症リスク8割低下【Dr.中川 がんサバイバーの知恵】
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年5月11日 9時26分
-
子宮全摘。倦怠感やイライラが!ホットフラッシュもないし、ホルモン数値も問題なし。「更年期」とは違う?
OTONA SALONE / 2024年5月5日 21時0分
ランキング
-
1ガスト、大人のお子様ランチプレートがおつまみとして素晴らしすぎた<チェーン店ひとり酒>
日刊SPA! / 2024年6月2日 15時52分
-
2テレビの電源を「本体の主電源」で消すと故障の原因になるってホントですか? 【専門家が回答】
オールアバウト / 2024年6月2日 20時35分
-
3「餃子の王将」この2年で4度目の値上げを発表。それでもお客が離れない“2つの理由”
女子SPA! / 2024年6月1日 8時46分
-
4関東撤退から半年 東京に復活した「東京チカラめし」、なぜ新店舗が庁舎内に?
ねとらぼ / 2024年6月2日 12時0分
-
5月19万円の年金で貯蓄3000万円でも「贅沢はできない」67歳男性が語る年金暮らしのリアル
オールアバウト / 2024年6月1日 22時20分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください