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毒母が多い世代は?「女は結婚して家庭に入るのが幸せだ」親に人生をコントロールされた女性が自分の子にも

女子SPA! / 2024年5月6日 15時45分

――毒親が亡くなっている場合はどうすればよいのでしょう?

旦木:私が取材した人に、精神科医のすすめで親のお墓に行って、これまで親に言いたくても言えなかったことを吐き出したことでスッキリし、楽に生きられるようになったという人がいます。

取材を受けてくれた人の中には、「やっぱり親を悪く思われたくない」「自分も親を悪く言いたくない」と言って、途中で取材の中止を求める人もいます。毒親と言っても、常に100%毒親でない場合がほとんどですはありません。毒親と子どもの関係は、非常に複雑な思いが絡み合っています。だから自分の親を「毒親である」と断定するのが難しい人も少なくありません。

現在進行系で親と一緒にいて、話していて辛いなら、距離を置くのはひとつの解決策。そして親が亡くなってしまっているなら、自分自身で過去と向き合い、親との関係を自分の中で整理整頓することが、解毒への一歩だと思います。

その過程でやっぱり「毒親だった」と判断したなら、つらかった記憶をブログに書いたり、誰かに話したりして、溜め込んだままにしないこと。それが、時間はかかるかもしれませんが、そういった積み重ねが、解毒への道だと思います。

【旦木瑞穂(たんぎみずほ)】

愛知県出身。印刷会社や広告代理店でグラフィックデザイナー、アートディレクターなどを務め、2015年に独立。グルメ・イベント記事や、葬儀・お墓・介護など終活に関する記事の執筆のほか、パンフレットやガイドブックなどの企画編集、グラフィックデザイン、イラスト制作などを行う。

<文/此花わか>

【此花わか】
ジェンダー・社会・文化を取材し、英語と日本語で発信するジャーナリスト。ヒュー・ジャックマンや山崎直子氏など、ハリウッドスターから宇宙飛行士まで様々な方面で活躍する人々のインタビューを手掛ける。X(旧twitter):@sakuya_kono

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