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「車内が冷えない!」 カーエアコン効かない原因は? キンキンの冷風を復活させる方法とは

くるまのニュース / 2022年6月30日 11時10分

カーエアコンの効きが悪いとき、その原因は「冷媒不足」かもしれません。冷媒が減ってしまった場合、どのように対処したら良いのでしょうか。

■カーエアコンの「冷媒」は減ったら補充が必要

 東北地方や北海道を除き、全国的に熱中症を心配しなければならない暑さが続いている。

 クルマのなかは涼しいハズなのだけれど、外気温が40度近くになって直射日光を受ければカーエアコンの能力もギリギリといった状況。もちろん正常ならキッチリ効く。

 されどエアコンの冷媒(フロンガス)が減っていたり、フィルターのつまりなどがあったりすると、フルに能力を発揮できない。

 カーエアコンの効きがイマイチと感じている人もいるかと思うが、昨シーズン、私(国沢光宏)も3年半乗ったBMW「330e」のエアコンの効きが大いに物足りなかったのでチェックしてみたら、やはり冷媒不足でした。

 家庭用エアコンの冷媒は減りにくいけれど、振動などを受けるクルマ用のエアコンは数年で減るケースも少なくない。

 カーエアコンの効きが悪くなったらどうすれば良いか。一番簡単なのは、ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで補充してもらうことです。

 数年間冷媒のチェックをしていないクルマであり、なおかつ効きが悪いなと思ったら、基本的に冷媒は減っていると思って良い(まったく効かない場合は違う原因です)。

 作業自体は簡単で、10分もあれば終了する。費用は、工賃と冷媒(フロン134α)込みで4000円から1万円といったイメージ。

 その際、冷媒をすべて抜いて新品に入れ替えることをすすめられるケースもあるが、フロン134αは毒性が低く、オゾン層への加害性も無いとはいえ、地球温暖化ガスとなるので大気放出は好ましくなく、基本的に補充だけでOK。

 とくに5年目くらいまでなら不要なトラブルを避けるためにも補充のみを強く推奨しておく。エアコンの添加オイルなども出回っているが、これは個人で判断を。

 冷媒の補充は簡単な作業なので、DIYでオイル交換ができるような人なら自分でおこなっても良い。

 必要なアイテムは1本500円くらいで買えるフロン134αと、エアコンガスチャージ用のホース。インターネットだと冷媒とホースのセットで3000円も出せば買えます。

 クルマを複数台所有しているのなら、自分で補充した方が割安です(すぐ減るようなクルマは漏れているので修理が必要だと思う)。

 ボンネットを開けてエアコンの配管を見ると、「L」と「H」と書かれたキャップがある。これは低圧側と高圧側です。

 エアコンガスチャージ用のホースを買えば使い方が書いてあるのでその通り作業すれば良い。

 効きが悪くなっているなら冷媒は2本くらい用意しておくこと。繰り返すけれど自分でやるのが面倒くさいと思うのなら、頼んでやってもらったら良いでしょう。

 効きが弱いながらも冷風が出ているエアコンだったらバリバリに効くようになるだろう。冷媒が減るエアコンでも次の補充は3年後です。

※ ※ ※

 もうひとつ、最近標準装備化されているポーレンフィルター(花粉除去タイプ)の汚れもエアコンの効きに影響を与える。

 交換や掃除をしない人も多いようだけれど、簡単に外れるのでチェックしてみていただきたい。

 汚れていたら交換すること。緊急措置として、外して汚れを落とすだけでも良い。

 最近はPM2.5対応のポーレンフィルターも市販されている。これもインターネットで買えるので、自分のクルマに適合するものを買って取り替えましょう。

※記事本文に誤りがあり、記載内容を修正しました(2022年7月1日11:20)

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