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【漫画】ありえないほどの腹痛、意識が遠くなる…「よくあること」と思っていたら? 原因に6千人が「怖すぎ」【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年4月30日 11時25分

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■「迷走神経反射」で悩んでいる人は結構多い

 ある夏の日、お腹が痛くなりトイレに足を運んだ漫画家のなおたろーさん(@naotarotarou)。するとそのまま意識を失ってしまいます。しばらくすると症状は落ち着き、介抱してくれた母と子供もひと安心です。実はこの症状、なおたろーさんが子供のころから頻発しているらしく、なおたろーさんは「誰にでもよくあること」として認識していたそうです。ところが、この症状についてSNSに発信したなおたろーさんは、自分に起きていることが「迷走神経反射」であることを知って……?

 なおたろーさんによるエッセイマンガ『お腹痛くなって冷や汗でビショビショになり、そのまま目の前真っ暗になっちゃうあの現象』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は6000を超えており、読者からは「俺もこれだ、初めて知った……」「私も実は迷走神経反射持ちです。なので、ひとりっきりのサウナや崖登りなどは控えております」「私も同じことあってずっと不安でした。でも、このマンガを見て仲間がいることを知り安心しました!」などの声があがっています。なおたろーさんも作中で語っていますが、別の病気が隠れている可能性もあるので、症状が繰り返し起こる場合は医療機関の受診をお勧めします。

 なおたろーさんは漫画家として活動しており、自身の家庭で性教育に取り組んだ様子を記録した書籍『ゆるっと性教育 8年間息子たちと家庭でやってきた性教育実践記録』がKindleにて公開されています。

 作者のなおたろーさんにお話を聞きました。

ーー今作『お腹痛くなって冷や汗でビショビショになり、そのまま目の前真っ暗になっちゃうあの現象』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。

 私のなかでは「よくあること」だったのですが、まさかこの症状に名前があったこと、なる人とならない人がいるということを知った衝撃を発信したかったからです。毎回「このまま死んでしまうのでは……?」と思っていたので、冷静に対処する方法をSNSで発信することによってひとりでも助かるのではと思いマンガにしました。

ーー経験された貴重なエピソードを共有してくださりありがとうございます。今作を描くうえでこだわった点や、お気に入りのシーンなどはありますか?

 私がお尻を出して倒れているシーンですね……。私本人は「このまま死んでしまう……!」と思っているけど、第三者から見たらきっとこんな感じなんだろうなぁと……。

 それと長男が飲み物を飲ませてくれるところと、「寝ている人に何か飲ませたら気管に入ってしまうかもしれんやん……」と心配してくれるところです。長男には心配をかけさせてしまい申し訳ない気持ちもあるのですが、倒れている私を見てあわあわしていた彼がその後冷静な対応を取れまでに頼もしくなってくれて……! いや、しかし、心配させてしまったことは本当に反省します……。

子育てママのリアルな性教育実践記録『ゆるっと性教育 8年間息子たちと家庭で やってきた性教育実践記録』(なおたろーさん提供)

ーー突然、症状が襲ってくるのはとても驚きでした。その後、迷走神経反射の症状は出ましたか? また、もしこれから症状が出てしまったときの、具体的な対策などがあったら教えて下さい。

 もちろんあれから何度も……! しかし迷走神経反射のことを知ってからはかなり冷静に対処できるようになりました。

 気絶してしまう前にゆっくりと横になり、脳に血液を送るために足を高く上げます。迷走神経反射は脳貧血の状態なので。私はたいてい下痢をした後に症状を起こすので、すぐに水分補給ができるように飲み物をケース買いしています。家族には飲み物をすぐに持ってくるようにお願いし、体も寒くなるので布団を持ってくるように伝えています。

 しかし、どれだけ対処方法が分かっていたとしても、下痢後にちゃんと尻を拭けたかどうかはすごく気にしてしまいます……。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?

「これ、私も!」という意見と「こんな症状があるんだ!」という意見ももちろん多かったのですが、「私も尻丸出しで倒れる」派と「意地でもパンツは上げる」派に分かれたのがすごく面白かったです。ちなみに私は今でも尻丸出しです。

ーーそのほかにも、書籍『ゆるっと性教育 8年間息子たちと家庭でやってきた性教育実践記録』がKindleにて2024年2月28日に公開されました。あらすじや見どころを教えて下さい。

 私自身がPMDD(月経前不快気分障害)だということが分かり、自分自身の性教育の未熟さを実感したことをきっかけに「私でもできることはきっとあるから、ゆるっとやってみよう」と当時2歳だった長男に実践した性教育マンガです。

 昨今、幼少期からの性教育が注目されていますが、ほとんどの大人が十分な性教育を受けることができていないと思います。もちろん私もですが。それゆえ、どのように取り組めばいいのか分からない人は多いと思います。私の実際に取り組んだ様子をマンガで見てもらえば「これなら我が家でもできそう!」とか、「そこまで堅苦しくならなくていいんだ!」と思ってもらえるかと思います。

ーー今後はどのような創作活動をされる予定ですか?

 マンガ活動を始めたときからずっと「頑張る人たちの息抜きになるようなマンガを描きたい」と思っていますが、それはずっと変わらないです。でも、最近は「誰かの考えるきっかけになるようなマンガ」「助けになるようなマンガ」「寄り添えるマンガ」など、いろいろなマンガを描いてみたいという欲がどんどん出てきたので、全部叶えたいです!

(マグミクス編集部)

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