1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

NEC、23年度は「すべての指標で全社目標値を達成」‐25年度には3兆5000億円を目指す

マイナビニュース / 2024年5月1日 18時8分

画像提供:マイナビニュース

NECは4月26日、2024年3月期における決算説明会を開催した。説明会には、同社 取締役 代表執行役社長 兼 CEOの森田隆之氏が登壇し、2023年度の決算概要および2024年度の業績予想と2025中期経営計画の進捗状況を説明した。
すべての指標で全社目標値を達成

最初に森田氏は、2023年度の実績サマリとして「すべての指標で全社目標値を達成した」と説明した。特に売上収益に関しては、前年度比5%増の3兆4773億円を達成し、前年度比で増収となっている。

また調整後営業利益は前年度比180億円増の2236億円、Non-GAAP営業利益(年間)は同306億円増の2276億円となっており、要因について森田氏は2022年度「知財収益」「テレコムサービスの一過性要因」「オペレーション領域の改善」を挙げている。

2023年度の実績をセグメント別に見てみると、「ITサービス」「社会インフラ」共に増収しており、特にITサービス領域においては国内の企業向け・官公庁向けのサービスの売上収益が好調に推移しているという。

「国内のITサービスに関して、売上収益が前年比10.2%増の1兆6137億円、調整後営業利益が396億円増の1893億円と高成長を遂げています」(森田氏)

一方の社会インフラに関しては、テレコムサービスのグローバル5Gに関して一過性の費用計上により減益しているものの、ANS(Aerospace and National Security)は、政府予算増に伴う案件獲得により年間で5000億円超を受注、売り上げや調整後営業利益も好調に継続しているという。
2025年度には3兆5000億円の達成を目指す

続いて森田氏は、2024年度の業績予想と2025中期経営計画の進捗状況を説明した。売上収益に関して、2024年度は前年度比3.1%減の3兆3700億円を予想、2025年度には3兆5000億円の達成を目指す方針だという。特にITサービス領域に関しては、2025年度に2兆円を達成することを目標としている。

「国内のITサービスに関しては、2025年に向けて高水準であった2023年度からさらなる成長を計画しています。また海外に関しては、Avaloq(NECが買収したスイスの大手金融ソフトウェア企業)での利益成長を織り込んでいます」(森田氏)

社会インフラについての売上収益は、ANSでのプロジェクトを確実に実行することで増収を狙う。調整後営業利益は、テレコムサービスでのグローバル5Gの改善と23年度の一過性費用の剥落により増益を計画している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください