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東奔西走キャッシュレス 第50回 外国人には不便?タイのキャッシュレス事情

マイナビニュース / 2024年5月2日 12時57分

画像提供:マイナビニュース

「決済」というのは、基本的に各国・地域のローカルの話題です。経済事情も政治体制も文化も異なる中で、国に依存する決済事情がそれぞれ異なるのは当然のことで、それがいい・悪いではありません。

という前提をベースにしつつ、各国のキャッシュレス決済事情をこれまでも紹介してきた当連載。今回は東南アジアから、タイのキャッシュレス事情をチェックしてきました。

○バンコクは現金利用が多い?

今回、タイ・バンコクで開催された金融・決済の展示会「Money 20/20 Asia」の取材のために現地を訪れました。もともと米ラスベガスやオランダ・アムステルダムで開催されているイベントで、アジア地域で初の開催ということで取材に来たわけです。

飛行機で到着して最初にするのは、空港から街中への移動です。ここでいきなり洗礼を浴びます。スワンナプーム国際空港から市内へ向かう空港線(エアポート・レール・リンク)のチケット購入が現金のみだったのです。券売機でも窓口でも現金のみなので、ここで降車駅マッカサン駅までの料金を調べて券売機で35バーツを支払って切符(トークン)を購入しました。

マッカサンから地下鉄のMRT(Mass Rapid Transit Authority of Thailand)に乗り換え。すると、こちらはクレジットカードのタッチ決済に対応していたため、クレジットカードで乗車できました。これは楽ちん。ただ、最初はAndroidのGoogleウォレットを使おうとしたところエラーが出て、駅員に聞くと「物理カードのみ」と言われたので、毎回カードを取り出しています。

個人的には、海外ではスマートウォッチ(Wear OS)でのタッチ決済が最も安全で簡単だと思っているので、これが使えないのは不便でした。

MRTはよかったのですが、高架鉄道のBTS(Bangkok Mass Transit System)を使ったところ、こちらはタッチ決済非対応。その代わり、券売機におけるチケット購入でLINE Payを使うことができました。

LINE Payは、利用国をタイに設定してクレジットカードを紐付けると、QRコードの読み込みなどで決済が可能。券売機の画面に表示されるQRコードをLINE Payで読み取れば決済できました。

ちなみにBTSは、Suicaのような電子マネー「ラビット・カード」に対応しています。こちらは窓口で購入。カード代金100バーツ、ミニマムチャージ100バーツ、合計200バーツで入手できましたが、チャージは現金のみです。

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