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PTA活動でおなじみ「ベルマーク」ってなに? 集めるとどうなるのか解説

マイナビニュース / 2024年5月8日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

食品や文房具など、身の回りのさまざまな商品についている「ベルマーク」。子どもの頃にベルマークを集めていた人は、「懐かしい」と感じるのではないでしょうか。また、お子さんが通っている学校でベルマーク集めが呼びかけられている……という人もいるかもしれません。

しかし、ベルマークの詳しい内容を知る機会は、あまりないものです。そこで今回は、ベルマークの仕組みや集める意義・メリット、最近のベルマーク運動の状況などをご紹介します。

◾️ベルマークは何のために集める?
<ベルマークの役割>

ベルマークを集める「ベルマーク運動」は、子どもたちの教育環境の整備を目的に行われるボランティア活動です。具体的には、「自分たちの学校づくり」、そして「教育環境に恵まれない子どもたちへの支援」という2つの役割があります。

ベルマークを集めると、自分たちの学校に必要な教材や備品等が購入できますが、それとともに、購入金額の10%が自動的に寄付されます。寄付されたお金は、へき地の学校や特別支援学校のほか、被災地の学校支援などのために使われています。

ベルマークは、自分たちの学校の教育環境をより豊かにするためのものですが、それだけではなく、援助を必要とする子どもたちの教育にも役立てられているのです。
<ベルマーク運動の仕組み>

このような役割のあるベルマーク運動ですが、そもそもベルマークは、教育設備が乏しいへき地に勤務した教員が「都会の子どもたちと同等の教育を受けさせてあげたい」と訴えたことがきっかけで誕生しました。

そして1960年、へき地の学校などの教育設備の整備・充実を目的に「財団法人 教育設備助成会(現: ベルマーク教育助成財団)」が設立され、正式にベルマーク運動が始まったのです。

このベルマーク運動は、以下のような仕組みで成り立っています。

1.ベルマーク運動に賛同する学校のPTAや地域の市民センターなどがベルマーク集めを呼びかけ、集まったベルマークを集計してベルマーク教育助成財団へ送る

2.ベルマークの点数は1点1円に換算され、「ベルマーク預金」として積み立てられる

3.ベルマーク預金を使い、自分たちの学校に必要な教材や設備を「協力会社」から購入する

4.購入金額の10%がベルマーク教育助成財団に自動的に寄付され、援助が必要な学校のために使われる

なお、ベルマーク預金で購入できる備品には以下のようなものがあります。

・屋内外遊具
・体操器具
・扇風機
・パソコン
・CDラジカセ
・コピー機
・書籍
・楽器
・園芸用品 など
<ベルマーク運動でお金を出すのは>

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