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日本の自衛隊、西太平洋への進出を窺う中ロ艦船の監視と情報収集に活躍

ニューズウィーク日本版 / 2024年3月27日 16時20分

統合参謀本部によると、マオイシェンは、中国潜水艦のための海底地図製作を任務としており、その後、日本が実効支配する尖閣諸島の西を通り、東シナ海に向けて航行した。

22日に日本の南西諸島を経由して西太平洋に入ったシュパン級測量船チェン・ジンランも同じ海域を航行したと、統合幕僚監部は別の報告書で伝えた。

太平洋における中国とロシアの海軍部隊は、この夏の合同演習を予定しており、ここ数週間活発に活動を続けている。毎年恒例の演習は、中国とロシアがより緊密な防衛パートナーシップを結ぶにつれ、年々拡大している。

また25日、ロシアの太平洋艦隊は、ステレグシチー級コルベット艦ソベルシェンヌィとグリシャIII級コルベット艦メーテルとコレーエツが日本海で対潜水艦訓練を行ったと発表した。

ロシアの国営通信社RIAノーボスチが伝えたところでは、この日の模擬敵はロシア海軍のプロジェクト636.3(改良型キロII級)潜水艦ヴォルホフだった。ヴォルホルは日本海でカリブル巡航ミサイルの発射演習を行っており、22日にその映像が公開されている。

<画像>3月23日〜25日に日本列島を横切った中ロ艦船

<マップ>日本列島を横切った中ロ艦船のルート
3月23日:中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲート艦(赤)
3月24日 ロシアのフリゲート艦レーズキィ(青)
3月25日 中国の測量艦マオイシェン(黄)

Source: Japan Joint Staff

<チャート>尖閣諸島で発見された中国艦船数



ジョン・フェン


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