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[高校野球2024・新潟]帝京長岡のエース茨木佑太が北越を完封…上半身鍛え、球威に自信 加茂暁星はコールドで快勝 上越は新発田南を振り切る

新潟日報 / 2024年5月8日 21時30分

北越ー帝京長岡 5安打完封した帝京長岡・茨木佑太=三条市パールスタ

 [帝京長岡4ー0北越]帝京長岡の主戦茨木佑太が今大会初先発し、北越を完封した。「投げるたびに良くなっていった」と尻上がりに調子を上げた。

 三回までに3四球と、序盤は不安定さもあったが、立て直した。直球に切れのある変化球を織り交ぜ、相手打線に連打を許さなかった。冬場に徹底して上半身を鍛え、球威や球速が上がったとうなずく。

 公式戦での完封は初めて。「自信になる。勢いに乗れそうだ」と笑顔だった。

◆上り調子の3安打でチーム勢い・加茂暁星7番寺尾優之介

 [加茂暁星8-1高田北城]加茂暁星の7番打者寺尾優之介が3安打の活躍。初回は、2点を先制後の好機でもう2点を追加する三塁打を放ち、チームに流れをもたらした。

 「狙っていた」外角高めの甘い直球を逃さず、芯で捉えた。「いい当たりだった」と会心の一振りで、右越えの打球を放った。

 2、4打席目は右前に運び、「打撃の調子が上がってきている」と実感を込める。「次戦も思いきり振っていく」とチームへの貢献を誓った。

◆打撃好調の上越・増田大輝「相手がどこでも練習の成果を」

 [上越4-3新発田南]上越は1点差で新発田南を振り切り、目標とした8強入り。主軸の一角を担う増田大輝が、2打点を挙げて勝利に貢献した。

 三回、1点を先制した後の好機に「自分も続く」と気合を入れて臨んだ打席。高めの直球を振り抜くと、やや詰まりながらも中前に抜け、走者2人が生還。「チームの思いを乗せられた」と喜ぶ。

 今大会はここまで打率5割と好調。「相手がどこでも、練習の成果を見せる」と、関根学園との準々決勝を見据えた。

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