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プーチン氏「ともに勝利を」5期目就任式で呼び掛け 欧米と対話拒まないとも

産経ニュース / 2024年5月7日 21時59分

ロシアのプーチン大統領は7日、3月の大統領選(任期6年)で勝利したことを受け、首都モスクワで通算5期目となる大統領就任式に臨んだ。プーチン氏は3年目に入ったウクライナ侵略と欧米主導の対露制裁を念頭に「われわれはこの困難な時期を乗り越えてさらに強くなる。発展目標の達成に向けた長期計画や大規模プロジェクトを必ず実現させる」と演説。国民に「ともに勝利しよう」と呼び掛けた。

プーチン氏は「戦勝」を得るまでウクライナ侵略を続ける意志を示すとともに、制裁の打破に自信を示した形だ。

プーチン氏は大統領職について「非常な名誉、神聖な使命だ」と指摘。「国民の利益と安全を最優先にする」と述べ、ロシアの主権や独立、価値観を守ると表明した。

一方で「ロシアは欧米側との対話を拒まない。攻撃的で抑圧的な対露政策を続けるのか、それとも協調と平和の道を追求するかは彼ら次第だ」と主張。ロシアと欧米間の「安全保障や戦略的安定を巡る対話は可能だ」としつつ、「ただ、それは力や高慢、排他主義ではなく、平等で相互利益を尊重する立場に基づくものであるべきだ」と注文を付けた。ロシアが欧米中心でない「多極的な世界秩序」の形成を目指す方針も改めて示した。

プーチン氏は就任式の後、次期首相を選定し、下院に承認を求める。下院に承認された首相が組閣を行う。ただ、外相や国防相など重要閣僚はプーチン氏と上院が協議して決める。露メディアは、ラブロフ外相やショイグ国防相、ミシュスチン首相ら主要閣僚が留任となる公算が大きいと伝えている。

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